ニューヨーク州のクオモ知事は4日、これまでに1000万回以上のワクチンが投与され、3分の1(33%)が、少なくとも1回のワクチンを接種したと発表した。接種が完了したのは約20%となった。6日からは、ワクチンの接種対象を全成人(16歳以上)まで拡大する。
Vaccination Update:
— Andrew Cuomo (@NYGovCuomo) April 4, 2021
33.0% of New Yorkers have received at least one vaccine dose and 20.4% have completed their vaccine series.
-187,964 total doses were administered over the past 24 hours
-10,362,737 total doses administered to date
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4月3日の入院患者数は4,373人で、7日間平均の検査陽性率は3.56%だった。感染者数は増加傾向にある。3週間前の入院患者数は4,486人で、検査陽性率は3.15%だった。
ニューヨークタイムズによると、感染者数の増加に関して、専門家は変異株の拡大や、規制の緩和を要因に挙げている。
ニューヨーク州では4月より野球場やアート・イベント会場で、人数を制限した上で、観客の動員を再開。国内旅行者に対する隔離義務を撤廃した。
また迅速で安全な経済再開の促進を目的、新型コロナウイルスのワクチン接種やPCR検査の陰性結果を証明するためのワクチンパスポート「エクセルシオールパス」(Excelsior Pass)の運用をスタートした。
米疾病管理センター(CDC)は、これまでに全国民の32%が少なくとも1回目のワクチンを摂取したと発表した。
バイデン政権は、5月1日までに全ての成人がワクチンの接種が可能になるとしている。
一方、感染者数は3週連続増加している。ロイターによると、4日までの1週間の感染者数は、前週比5%増の45万人超だった。入院者数も4%増と、12週間ぶりに増加に転じた。年層を中心に感染者が拡大しているという。