NY州、4月より芸術・エンタメ会場でイベント再開へ

ニューヨーク州のクオモ知事は3日、人数を約3分の1に制限した上で、4月2日よりイベント・芸術・エンターテインメント会場での集会を許可すると発表した

屋内会場の制限は、収容人数の33%かつ最大100人までとし、屋外会場では最大200人までのイベントを許可する。
新型コロナウイルス検査を義務付けているイベントに関しては、屋内で150人まで、屋外で500人までの参加が許可される。全ての観客はマスクの着用と、ソーシャルディスタンスの順守などの規定に従わなければならない。

プレイビルによると、ミュージック・ボックス・シアターなどを含むブロードウェイ劇場や、アポロシアター、ザ・シェッド、パークアベニューアーモリーなどでは、「NY PopsUp」プログラムの一環として、4月よりポップアップイベントを開催する。
なお、ブロードウェイリーグは昨年10月、今年5月30日までの公演を中止すると発表している。

またクオモ氏は、個人宅における屋外での集会に関して、3月22日から25人まで許可すると発表した(屋内については引き続き10人まで)。個人宅以外での集会に関して、屋内は100人まで、屋外は200人まで許可した。

ワクチンを接種した国内の旅行者は、完全な接種が完了した日から90日間、自己隔離または検査を受ける必要はないと発表した。海外からの旅行者は米疾病対策センターのガイドラインに従う必要がある。

ニューヨーク州では接種が1回で完了するジョンソン・アンド・ジョンソンのワクチンの配布を開始した。ヤンキースタジアムや、ジャビッツセンターなどの巨大ワクチン会場では、ワクチン接種の24時間サービスを提供する。

バイデン大統領は前日、5月末までに米国の全ての成人のワクチンを確保できる見通しを発表した。学校の早期再開に向け、教師への接種を優先すると語っている。

なお、ニューヨーク州の前日の検査陽性率は3.18%となった。1月4日の時点では7.94%だったが、感染者は順調に減少している。現在の入院患者数は5433人となっている。

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