NY州 ワクチン接種対象を30歳以上に拡大

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ニューヨーク州のクオモ知事は29日、新型コロナウイルスのワクチン接種の対象者を明日午前8時より30歳以上に拡大すると発表した。4月6日からは、16歳以上がワクチンを受けることができる。

接種を希望する住民は以下のサイトより予約することができる。

州保健局の発表によると、これまでのワクチン接種回数は900万回以上。少なくとも1回のワクチンを接種した人は29.6%、接種が完了したのは16.8%となっている。

バイデン大統領はこれまでに、就任100日以内に2億回のワクチン接種を実施し、5月1日までに全ての成人がワクチンの接種が可能になると発表していた。
ニューヨーク州ではこれまで、50歳以上にワクチン接種の資格が与えられていた。クオモ氏が全成人に対するワクチンのスケジュールを発表するのは今回が初めて。

前日の新規感染者数は7,622人、検査陽性率は4.13%だった。現在ニューヨーク州の人口あたりの新規感染者数の割合は、全米でニュージャージー州に次いで多い。ニューヨークタイムズによると、全国平均は10万人につき19人だが、ニューヨーク州では49人の新規感染者が確認されている。

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ニューヨーク州では4月より野球場アート・イベント会場で、人数を制限した上で、観客の動員を再開する。また国内旅行者に対する隔離義務を撤廃する。

クオモ氏は26日、迅速で安全な経済再開を促進するため、新型コロナウイルスのワクチン接種やPCR検査の陰性結果を証明するためのワクチンパスポート「エクセルシオールパス」(Excelsior Pass)の運用を開始すると発表した。