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「君たちは馬じゃない」米食品医薬品局、家畜の駆虫薬をコロナ予防に使用しないよう警告

「君たちは馬ではない。牛ではない。本気だ。止めるんだ」

21日、米食品医薬品局の一見冗談のようなツイートが話題になっている。

投稿は、馬や牛の寄生虫の駆除に使用される薬を、人体に投与しないよう注意を呼びかけるのが狙い。

薬は「イベルメクチン」と呼ばれるもので、動物用のものを新型コロナウイルスの予防または治療目的で使用し、医者にかかるケースが後を絶たないのだという。

この前日には、ミシシッピ州の保健局が、SNSに、同薬を投与して毒物管理センターに連絡してくるケースが急増していると投稿。薬は「大型動物用に濃縮されており、非常に有害」だとして、使用しないよう州民に呼びかけていた。

同局はまた、州全域の医療機関にも通達を発し、イベルメクチンがらみの患者を診察した場合、報告をするよう求めた。通達文では、毒物管理センターに連絡してくるケースの70%がイベルメクチン関連だと説明。このうちの85%の患者が軽度の症状で、さらなる診断が必要とされた患者が一名いたとしている。入院のケースは報告されていないという。

FDAのホームページによると、イベルメクチンには、人体用の錠剤や外用剤があるが、コロナの治療目的の使用は承認していない。また動物用のものは高度に濃縮されていることから、人体用のものとは非常に異なり、大変危険だとしている。

新型コロナウイルスの治療または予防の効果については、初期研究が行われているが、FDAでは使用をサポートするデータをレビューしていないと説明している。

FDAの呼びかけに、ネットでは「こんな馬鹿げた声明が必要な状況なのだと思うと、悲しくなる」「ワクチンを信頼しないけど、獣医の薬を使うことは問題ないっていうアメリカ人ってすごいな」「大勢の人がこれを信じているとしたら、教育システムの失敗ね」といった意見や、「クロックス(漂白剤や消毒剤メーカー)がいまだに注射しないよう呼びかけていることを考えれば、驚くことでもない」といった声が寄せられている。

昨年4月、トランプ前大統領はホワイトハウスの会見中、コロナの治療法として、消毒剤を体内に注入する方法を検討するのも「興味深い」と発言。メーカー各社が慌てて、人体に使用しないよう注意を呼びかける騒動があった。

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