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ERが逼迫 イベルメクチンの過剰接種が急増

米南部のオクラホマ州では、コロナの予防または治療目的で「イベルメクチン」を過剰接種した人が、緊急治療室に搬送されるケースが相次いでいるという。

地元テレビ局KNWAによると、薬を服用した後に体調が悪化し、救急車を手配する人が増加。このため、東部や南東部では緊急治療室の病床不足に陥っている病院もある。

救急医のジェイソン・マッケルニア氏は、同局のインタビューで「救急車は病床が空くのを待機しており、にっちもさっちもいかない状態」と説明。救急車と病床の両方が不足し、発砲事件などの被害者を手当てすることもままならないと問題を語った。

抗寄生虫薬のイベルメクチンは、新型コロナの予防や治療に有効だとの噂が広がっている。人体用には、特定の症状の治療を目的とした錠剤または外用剤があるが、食品医薬品局(FDA)は新型コロナウイルスの治療目的の使用を認めていない。動物用の薬を使用して医者にかかるケースが相次いでいることから、同局は先日、「君たちは馬や牛じゃない」と使用を止めるよう異例の警告を発した

なおニューヨークタイムズによると、最近1,600人以上の治験参加者に対し14件のイベルメクチンの研究が行われたが、コロナの予防や症状の改善、死亡率が低下する効き目があるという証拠は得られていない。

米疾病対策センター(CDC)は先月26日、イベルメクチンの服用で体調が悪化したという報告が全国で急増していると発表。各毒物管理センターへの問い合わせの合計件数は、パンデミック前に比べ5倍に達した。8月中旬のイベルメクチンの処方件数は、1週間で8万8,000件に達し、パンデミック前の基準値(1週間で約3,600件)をはるかに上回っている。

処方薬に加え、家畜用の需要も増加している。マッケルニア氏によると、地元の農業用品取扱店やトラクター店では、品薄の状態が続いているのだという。

FDAは、家畜用の薬剤は大型動物用に「高度に濃縮」されているため、危険だと警告している。
マッケルニア氏は、救急搬送された患者の症例について「吐き気や嘔吐、筋肉痛、けいれん」などを訴える人々のほか、「最悪の場合、視力を失った人もある」と語っている。

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