ホームニューススキャンダルバンフライフ女性殺害事件 ...

バンフライフ女性殺害事件 FBIが行方を追う婚約者の「そっくりさん」にとばっちり

バンで米国大陸横断に出かけたギャビー・プティトー(Gabby Petito)さんが殺害された事件で、FBIは現在失踪中の婚約者ブライアン・ランドリー(Brain Laundrie)氏の行方を追っている。

事件は連日報道され、いまやランドリー氏の顔を知らない人はいないほど、全米が注目しているが、これによって迷惑を被っている人もいるようだ。

ある男性は先月28日、TikTokに@notbrianlaundrie(ブライアンランドリーじゃないよ)というアカウントを開設。風貌が似ていることで、SNSに自分の動画が出回るなどの影響を受けていると明かした。

男性は、丸刈りでひげを生やした白人で、確かによく似ているように見える。

別の投稿では、「自分をランドリーだと言ってくる人に、なんと説明すればよいかアドバイスが欲しい」と訴えた。

ランドリー氏ではないことを証明しようとした男性だが、一連の投稿は逆効果を招いてしまったようだ。

投稿欄には「いかにもブライアンが言いそうなことだ」と疑う声や、「君には2万ドルの報奨金がかかってる。私と一緒に来て」と出頭を求めるコメントなどが殺到。投稿の一部は、4日間で200万回以上再生されるなど「大騒ぎ」となっている。

@notbrianlaundrie

#duet with @keithmintz #NotBrianLaundry #Fyp #foryoupage #FoundMyHalloweenCostume

♬ Creepy music box – Halloween Sound Effects

なおランドリー氏には別件で逮捕状が出ているが、殺害事件に関しては、容疑者ではなく「参考人」となっている。9月中旬から半月以上、居場所が不明となっているランドリー氏の行方に関して、野山で潜伏説や海外逃亡説、自殺説など、さまざまな憶測が飛び交っている。

事件への注目は増すばかりで、先日はリアリティ番組のスター「ドッグ・ザ・バウンティ・ハンター」ことデュアン・チャンプマン(Duane Chapman)氏が、ランドリー氏の独自捜査に乗り出すと発表。チャップマン氏が開設したホットラインには、一般人からの目撃情報や手がかりが殺到しているという。

危機感を感じた先の男性はまた、いとこの結婚式に出席するため、長時間飛行機に乗らなけれなならないと明かし、「攻撃や非難の対象とならない」ための助言が欲しいとフォロワーに求めた

これに対し「ブライアンではないと振舞うブライアンだ。冗談はやめろ」とあくまでも本人説に固執するユーザーや、「人が多すぎる飛行機での移動は止め、キャンプ用バンを使用したらどうか」など、しゃれにならないアドバイスが寄せられた。

男性はその後、機内での様子を投稿。マスクや大きなミラーサングラス、特大ハットをかぶり、いささか怪しげな姿で、無事に目的地に到着したことを報告した。移動中、複数人から「奇異の目で見られた」という。

@notbrianlaundrie

Seriously have the invisible man’s disguise on rn ##notbrianlaundrie ##fyp ##foryoupage ##vibecheck

♬ Hey Look Ma, I Made It – Panic! At The Disco

男性のフォロワー数はあっという間に100万人を越え、メディアからの取材依頼も相次いでいるという。

最新の投稿では、失踪した子供たちの捜索を支援する基金「GabbyPetitoFoundation」に寄付するためTシャツを販売する計画を発表。基金はプティトーさんの家族が、娘の死亡後に設立したもの。寄付金は、行方不明の人々を発見するための財源に充てられる。

ランドリー氏の行方は?

本物のランドリー氏は、1日にフロリダ州ノースポートの自宅に1人で帰宅。14日に自宅付近のカールトン保護区に出かけると言って家を出たまま、行方不明となっている。

19日にワイオミング州にあるグランドティトン国立公園で、プティトーさんの遺体が発見された後、FBIは殺人事件に切り替え、捜査をすると発表。その後、別件でランドリー氏の逮捕状を取得し、捜索活動を続けている。

最新の報道では、ランドリー氏と両親は9月6日から9日まで、自宅から120キロ離れたフォート・デ・ソト(Fort De Soto)でキャンプを行っていたことが判明している。

世界には自分に似た人物が3人いると言われているが、もう1人どこかで迷惑を被っている人がいるのだろうか。

TOP STORIES