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婚約者は自殺と断定「バンライフ」プティトーさん殺害事件

ギャビー・プティトー(Gabby Petito)さん(22)の婚約者で、先月に、遺体となって発見されたブライアン・ランドリー(Brian Laundrie)氏(23)の死因が明らかとなった。

プティトーさんはバンでアメリカ大陸を横断中に、行方不明となり、9月に遺体で発見された。ランドリー氏は1人でフロリダの自宅に帰宅した後、失踪していた。

ランドリー氏の遺体が発見されたのは、フロリダ州ノースポートにある自然保護区「マヤカハッチー・クリーク環境公園」。FBIは発見の翌日、遺体をランドリー氏のものと断定し、歯の診療記録が、本人と一致したと発表していた

ランドリー家の代理人、スティーブン・ベルトリーノ弁護士は23日、Foxニュースにあてた声明で、法人類学者から、ランドリー氏が銃で頭を撃って自殺をしたと、両親が通知を受けたと公表した。

ベルトリーノ氏は「ランドリー氏の両親は、息子の死を悼んでおり、今回の調査結果が、両家に終幕をもたらすことを願う」と話した。

フロリダ州第12地区検視局は、検視官による立ち会い調査や、遺体の検査、法歯学者や法学者との協議、法医学人類学者によるDNA分析により、調査を完了したとしている。

自殺に使用した銃は、自宅から持ち出した可能性がある。Foxニュースは同日、ランドリー氏の両親は9月中旬、自宅にある全ての銃器をFBIに提出していたが、4丁あるうちの1丁が、紛失していたと報じている

なおプティトーさんの家族の代理人は、両親は自殺について既に認識済みとした上で、「米連邦検事事務所とティトン郡の検察局の指示により、声明は出さない」としている。

米国で大きな話題に

ギャビープティトー
(C)FBI

ランドリー氏とプティトーさんは7月、バンでアメリカ大陸横断旅行に出かけた。9月11日にプティトーさんの両親が行方不明届けを提出した後、19日にワイオミング州のグランドティトン国立公園で、遺体となって発見された。検視官は今月12日、死因を絞殺によるものと発表した。

この事件の唯一の「参考人」とされていたランドリー氏は、9月1日に旅行していたバンで、フロリダ州の自宅に1人で帰宅したが、14日から行方不明となっていた。

失踪後、地元警察とFBIが、ランドリー氏が乗用車を置き去りにしていたカールトン保護区を、1カ月近く探したが、広大な湿地帯は、水に覆われており、捜索は難航した。

しかし先月20日に、立ち入り制限が解除され、ランドリー氏の両親が同地を訪れたところ、本人のバックパックやノートを発見。その直後に、遺体が見つかった

遺体には頭蓋骨が含まれ、白骨化がすすんでいた。

インスタグラマーの失踪・殺害事件は、参考人の婚約者の失踪によって、謎が深まり、SNSではさまざまな憶測や、根拠のない説が、数多く飛び交い、メディアも連日、事件の進展を報じた。

一方、メディアの過度な扱いを受け、一部からは「行方不明白人女性シンドローム」と非難するなど、報道姿勢に対する人種の偏りを指摘する声が上がった。

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