オールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)のオリジナルメンバーで、ギタリスト兼シンガーのディッキー・ベッツさん(Dickey Betts 74)が、フロリダ州サラソータの自宅で頭部を打ち危険な状態にあることがわかった。
ベッツさんのウェブサイトによると、ベッツさんは17日(月曜日)にバックヤードで犬と遊んでいた際に転倒。頭蓋骨を損傷し、脳出血を発症した。現在、病院で安静の状態にあるといい、金曜日に腫れを取り除くための脳外科手術を受けるという。
ベッツさんの長年の友人でマナージャーのデヴィッド・スペロさん(David Spero)によると「重体ではあるが、容態は安定している」という。
ベッツさんは先月、自宅で軽度の脳卒中に見舞われ、ツアーをキャンセルしていた。その後、スペロさんは治療が順調に進んでいると発表。9月14日には、ベッツさんが予定よりも早く回復しており、ギターを弾き始めていると発表していた。
Peopleによると、ベッツさんは今年、息子のデュアンベッツ(Duane Betts)さんとともに新たなバンドを結成し、4年半ぶりのステージに復帰を果たしていた。今年の暮れにはツアーも予定していたという。
19日、ツイッターで、すべてのツアーをキャンセルすることを発表した。
Dickey postponed all upcoming tour dates after an accident at his Osprey home on Monday. Keep Dickey in your thoughts and prayers… pic.twitter.com/iCKXZ7VBaj
— Dickey Betts (@DickeyBetts) September 20, 2018
オールマンブラザーズバンドのメンバーでは、昨年ドラマーのブッチ・トラックスさんとボーカルのグレッグ・オールマンさん(Gregg Allman)が他界している。ベッツさんとジェイ・ジョハンソン(Jai Johanny “Jaimoe” Johanson)が最後のオリジナルメンバーとなっている。