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NY市警察 地下鉄でマスクを着用しない母親を逮捕。市長は対応を批判

ブルックリンのアトランティックアベニュー駅で13日深夜、マスクを正しく着用していなかった子供連れの女性が、警察官に逮捕される出来事があった。

デブラシオ市長は、SNSに投稿されたビデオに対し「フェイスカバーは全員を守るために重要だ。これは任意ではない。」と述べつつ、「やり取りがこのような形に変わるのを望む人はいない。事態をデスカレーションすることで前進していたはずだが、これは違う。」と取り締まりを非難した。また、14日の会見では、「どのような状況であれ、子供のいる母親をあのような攻撃で拘束するべきではない。」と語った。

現在ニューヨーク市では、地下鉄や食料品店内など、ソーシャル・ディスタンスの確保が難しいスペースでは、マスクの着用が義務付けられている。

14日朝、PIX11に出演したダーモット・シェイ警察委員長は、警察官は22歳の母親に、丁寧にマスクを正しく着用するよう伝えたところ、女性は「全員に咳をかける」と言って騒ぎ出したため、駅から出るよう命じられたと説明。

女性は、いったん警官に付き添われて外に出た後、別の階段から侵入した。再び出口へと誘導され際、警官の一人を殴ったため、その場で拘束された。女性は、刑事裁判所への出廷命令(DAT)を発行され解放されたが、逮捕時の抵抗や、治安紊乱行為、嫌がらせなどの罪で訴追される予定だという。

ソーシャル・ディスタンスの取締りに関して、人種間での偏りが見られることから、一部からはストップ・アンド・フリスク(呼び止めによる身体検査)に類似すると批判する声が上がっている
シェイ委員長はこれらの意見に対して、事実からかけ離れているとして、人種差別的な取り締まりを否定している。

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