塩振りおじさん「ソルトベイ」ボストンに新店。新型コロナ規定違反で早くも閉鎖

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ワイルドな塩振り姿で脚光を浴びたスターシェフ、ソルトベイ(Salt Bae)ことヌスレット・ギョクチェ(Nusret Gökçe)氏が18日、ボストンにステーキハウス「Nusr-Et Boston」をオープンした。

しかし開店と同時に大勢が店に詰め掛け、新型コロナウイルスの安全規定や消防規則に違反したとして、開店から1週間も経たずに閉鎖を命じられてしまった。
26日、地元メディアのUniversal Hubが報じた。現在酒類の提供に必要なリカーライセンスも一時停止されているという。

19日にはソルトベイ自身が、大行列ができる様子をSNSに投稿していた。ソーシャル・ディスタンスを守っていないほか、マスクを着用していない客の姿も撮影されている。高価な店で知られるが、若者も多い。

同店は新型コロナの規定違反に加え、非常口を防いでいたほか、検査官から冷蔵庫や皿洗い機の設定温度が誤っているなどの指摘を受け、ヒアリングが実施された。現在これらの問題は改善されているという。

なおボストン店では、ソルトベイの前で女性が激しく腰を振り、挑発的なダンスをした後、それを見ていた男性が、激怒して店に押し入る動画がTikTokに投稿され、こちらも大きな話題となっている。

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NY市でも衛生違反

ソルトベイは2018年、ニューヨークで初出店を果たした。素手で肉に塩をパラパラするソルトベイのシグネチャーともいえるスタイルが、市の衛生基準に違反していると指摘された。食事についても「オーバープライスで、ぼったくり」(NYポスト)「肉はゴムのようで弾力がない」(Eater)「食べ物のために来る客はいない」(GQ)などの酷評が相次いだことでも話題となっている。