「タイタン」残骸発見のチームリーダー、声詰まらせミッション振り返る

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遠隔操作無人潜水機(ROV)を用いて潜水艇「タイタン」の捜索、回収を行った海洋リサーチ・サービスのCEO、エド・カッサーノ氏は、30日に開かれた会見で、出動要請から残骸回収にいたる経緯を説明した。

沈没船「タイタニック」の見学に出発したオーシャンゲートのタイタンは、18日現地時間の午前8時、ニューファンドランド島の沖合600キロメートルの地点で潜航を開始し、その1時間45分後に消息を絶った。4日後の22日、海洋リサーチ・サービスのROV「オデュッセウス6K」が投入され、海底に残骸を発見。搭乗者5人の生存の望みが絶たれた。

カッサーノ氏によると、18日午後5時45分、オーシャンゲートから連絡が入り、タイタニックの眠る震度3,800m付近での運用が可能な「オデュッセウス6K」の動員を要請された。

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