遺体回収か、潜水艇タイタン引き揚げ

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米沿岸警備隊は28日、海底から引き揚げられた潜水艇「タイタン」の残骸から、「遺体と推定される」人体を回収したと発表した。

当初は、海底という「過酷な環境」により、遺体の回収は困難との見方を示していた。

声明によると、今後は海洋調査委員会(MBI)が引き続き調査を行う。米国の医療専門家らが、遺体の「正式な分析を行う」としている。

MBIのジェイソン・ノイバウア委員長は、「壊滅的損失が引き起こされた要因を把握し、類似の悲劇が二度と起こらないよう」調査を進めると語った。証拠や証言などの情報については、沿岸警備隊のウェブサイトの専用コーナーで随時公開していくという。

先端やアンテナなどを回収

潜水艇の破片は、カナダのニューファンドランド州セント・ジョンズにあるカナダ沿岸警備隊の埠頭で、米湾岸警備隊へと引き渡された。

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SNSには、先端部分と配線が剥き出しとなったアンテナ、後方部分などが、捜索活動に加わった「ホライズン・アークテック号」から下ろされる様子が投稿されている。

破片を発見したのは、米国の海洋リサーチサービス社。同社の遠隔操作機器(ROV)「オデッセウス6K」(Odysseus 6K)が22日、水深約3,800メートルに沈む豪華客船タイタニック号の船首から約500メートル先に、破片を発見した。

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