サブウェイ店 潜水艇タイタンをジョークに、SNSで「悪趣味」と非難

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ファストフードチェーン「サブウェイ」の店舗が、潜水艇タイタンの事故にかけた看板を設置したことをめぐって、SNSで非難の声にさらされている。

炎上しているのはジョージア州リンコンにあるフランチャイズ店。SNSに出回っている看板の画像には、「われわれのSUBS(サブマリンサンドイッチの略)は、破裂しない」と表示されている。

あるユーザーはTwitterに「あの看板は悪趣味だが、サブウェイも同じだ」と投稿。別のユーザーは「ジョークだろうが実際に起きた悲劇だ。特に企業がこんなことするのは不謹慎だ」と非難した。

このほかにも「早すぎない?」「無神経すぎる。今後サブウェイはごめんだ」といった声が上がった。

ただしこの一方で「15年ぶりに食べたくなった」「気に入った。全国でこれをやるべき」など、ジョークを肯定するコメントも寄せられている。

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先月18日、沈没船タイタニックを見学するためにニューファンドランド島の沖合約600キロ地点で潜航を開始したタイタンは、約1時間45分後に消息を絶った。捜索開始から4日後の22日、残骸が発見され、搭乗者の生存の望みが絶たれた。

ツアーの参加費は25万ドルと高額で、運営元オーシャンゲート・エクスペディションズの創設者ストックトン・ラッシュCEO、フランス人の深海探検家ポール・アンリ・ナルジョレ氏のほか、英国の億万長者ハミッシュ・ハーディング氏、パキスタンの実業家シャザダ・ダウッド氏と19歳の息子スレマン氏が搭乗していた。