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小室夫妻が新居構えるNYの「ヘルズキッチン」とは?

小室圭さんと眞子さんは14日、ニューヨークのJFK国際空港に到着し、米国での新生活をスタートさせた。英タブロイド紙のデイリーメールは、2人が入居したのは、マンハッタンのヘルズキッチンにある高級アパートメントで、家賃4,800ドル(約55万円)と報じている

アパートには、ペロトン社のフィットネスバイクやヨガスタジオ、スクリーンルーム、ビリヤードルームが備えられているほか、バーベキュースペースやマンハッタンの独立系書店ストランドブックがキュレーションしたライブラリーもある。屋上デッキから、ハドソンリバー越しにニュージャージーが見渡せる。ロビーにはスタッフが24時間常駐しており、警備体制も整っているという。

ヘルズキッチンとは?

ヘルズキッチンは、マンハッタン西側の8アベニューからハドソン川までの一帯を指す。クリントンとも呼ばれる。南北は34ストリートから59ストリートまでとされ、南端には、大規模再開発プロジェクトで様変わりした、超高層ビルの立ち並ぶ「ハドソンンヤード」がある。

「地獄の台所」というインパクトのある名前の由来は諸説ある。

最初にこの言葉が登場したのは、軍人のデイヴィ・クロケットが1834年に出版した本だという。クロケットはこの中で、ロウアーマンハッタンにあったアイルランド人の貧民街に言及し、ヘルズキッチンという言葉を用いた。

ニューヨークタイムズの記者は、1881年の事件報道で、39ストリートの一角にある借家をヘルズキッチンと呼び、「ニューヨークの中で最も低水準で汚れた地域」と記述している。

このほかにも、ドイツ料理レストランの名前が由来、地元のギャングが名付けた、近辺で起きた暴動を目撃した警察官がヘルズキッチンと呼んだなど、さまざまな説が存在している。

一帯には、世界中の料理店が数多く立ち並んでおり、国際色に富んだ食事を楽しむことができる。日本料理では、ミシュランスター獲得の本格焼き鳥店「鳥心」や鶏白湯ラーメンで有名な「鳥人ラーメン」もある。

東側はブロードウェイと隣接しているほか、1970年代にナイトクラブとして栄えた「Studio 54」もある。クラブは、アンディ・ウォーホール、ミック・ジャガー、フレディ・マーキュリー、トルーマン・カポティ、イブ・サンローランなど、時代を担うアーティスト達が集った場所として知られる。

観光地としては、ハドソン川沿いにある「イントレピッド海上航空宇宙博物館」が有名。航空母艦に加え、航空機や潜水艦、スペースシャトル「エンタープライズ」などがあり、観光客で賑わう。

世界的に有名なモダンダンスカンパニー、「アルビン・エイリー・アメリカン・ダンスシアター」の本拠地もある。創始者の故アルビン・エイリーは、アフリカ系アメリカ人として、社会正義をテーマにしたダンスなどで注目され、世界的な評価を受けた。死後、オバマ大統領から、大統領勲章を授与されている。

ヘルズキッチンの街並み(動画)

急速に変化

近年、大型の居住ビルの建設が盛んで、開発が進むペースは、全米でもトップレベルだという。

RentCafeの調査によると、過去5年間で、新たに3,189戸が建設された。この数は、ニューヨーク市の新規アパートの19%に相当し、全米では13番目に多いという。なお、この調査でトップだったのは、ダウンタウンロサンゼルスの10,136戸だった。ニューヨーク市では、ロングアイランドのハンターズポイント(5,423戸)が3位、ダウンタウンブルックリン(3,359戸)が11位にランクインしている。

治安は?

一部では、歩行者が死亡する交通事故が多発している。Patchによると、今年1月に発表された調査で、2001年から2016年の間に、少なくとも歩行者6人が死亡した「ホットスポット」を特定したところ、9アベニューの12ブロック間(36thストリートから48thストリート)で、9人が死亡していたことがわかった。

ニューヨーク市警察の発表では、今年の殺人や暴行犯罪のケースは860件で、昨年の869件と同水準となっている。発砲事件は2件発生している。

昨年のパンデミック中、ニューヨーク市では、ホームレスの感染防止策として、ホテルの部屋をシェルターに暮らす人々に割り当てるプログラムが実施されたが、ヘルズキッチンにあるホテルに、不均等に多くのホームレスが移されたと報じられていた。

ニューヨークポスト紙によると、ホームレスを受け入れたあるホテルでは、警察や救急隊、火事などの通報が、4月の時点で233件あり、昨年全体の22件を大きく上回った。「フォー・ポインツ・バイ・シェラトン」では、通報件数が54件から198件に増加。10アべニューにある「スカイラインホテル」では、毎日4件の通報があり、すでに392件(2020年全体で72件)に達していた。このホテルでは、再犯の可能性が高く、危険レベルが最高とされる「レベル3」の2人の性犯罪者が入居していることが、州の記録から判明している。このうちの1人は、かつて、ニューヨーク州の100人の重要手配犯リストに含まれていたという。

暴行事件やアジア人へのヘイトクライムも度々報じられている。

1月、アジア人女性が、見知らぬ女からハンマーで殴られ、けがを負う事件が起きた。

3月には、白昼の路上で、男が65歳のアジア人女性を暴行し、重傷を負わせる事件があった。監視カメラには、男が女性の頭部を繰り返し蹴る様子が撮影されていた。また、映像には、建物内で事件を傍観する配達人やスーツ姿の男性が映っており、女性を助けようとしなかったとして、非難の声が相次いだ。

犯人の男はホームレスで、フォー・ポインツ・バイ・シェラトンに滞在していた。母親を殺害したことから、2002年に有罪判決を受け、刑務所に17年間服役した。2019年12月に仮釈放され、生涯にわたり、保護観察を受けることになっていた。

アジア人ヘイトクライム ニューヨーク
3月に起きたアジア人女性への暴行事件は、住民に衝撃を与えた(mashupNY)

5月には、ホームレスの男が、アジア人男性の指を噛み切る事件があったほか、7月には、観光客が、フォー・ポインツ・バイ・シェラトンに滞在していた男から、鉄製のパイプで頭部を殴られる事件が起きた。

今月10日には、62歳の男性が早朝、複数人の男から暴行を受け、刃物で切りつけられる事件が起きた。

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