エリザベス・ウォーレン上院議員 2020米大統領選に出馬へ

エリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員(民主党 マサチューセッツ州)は31日、支持者に宛てたメールとビデオメッセージで、2020年の大統領選に向け、準備委員会を設置したことを発表した。

ウォーレン氏は約4分半におよぶビデオで、中間層が罠にはめられ、攻撃されていると主張。大企業や富裕層による中間層の搾取、貧富の拡大、石油企業による地球環境破壊、崩壊した政府による民主主義の汚染などのテーマについて語り、民主主義と経済がすべての市民のために機能するものとすべく戦うと述べた。

2020年大統領選については、両党の候補者選びの初戦となるアイオア州の党員集会まで約13ヶ月ある。ウォーレン氏以外には、元住宅都市開発長官のジュリアン・カストロ氏が12日に、準備委員会を設置したことを表明している。

CNNが12月に行ったアイオアの民主党党員調査では、ジョー・バイデン前副大統領(33%)、バーニー・サンダース上院議員(19%)、中間選挙で共和党のテッド・クルーズ上院議員に敗退したベト・オルーク氏(11%)らが上位に名を連ね、ウォーレン氏の支持は8%となった。ニュースサイトのThe Hillは、サンダース議員が予備選に出馬した場合、急進的な民主党支持者の票をウォーレン氏と奪い合うことになるだろうと予測している。

エリザベス・ウォーレン議員とは

エリザベス・ウォーレン議員(69)は2012年に上院選に勝利し、マサチューセッツ州初の女性上院議員となった。政界に入る前は、法学者としてテキサス大学やペンシルバニア大学、ハーバード大学で教鞭をとっていた。リーマンショックに始まる2008年の金融危機では、不良資産救済プログラム(Troubled Asset Relief. Program、TARP)を監督する議会監視パネルの議長を務めた。その後、消費者金融保護局の設立に向け、オバマ大統領の補佐官および財務長官に対する特別顧問に就任。タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど、知名度を獲得し、2011年に上院選への出馬を表明した。