東京五輪 チームカナダの衣装が奇抜すぎる?

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東京オリンピックの閉会式でカナダの選手団が着用するユニフォームが、ツイッターで話題になっている。

あるユーザーは「発狂した。これがカナダの閉会式の衣装だ。オリンピックをキャンセルした方がいい」と投稿。別のユーザーは「右翼のフーリガンみたいじゃないか」とコメント。「これを承認したデザイナーとカナダのオリンピック委員会は、保釈金なしで刑務所行きだ」「これを決定した時、彼らはどれだけハイだったんだ」など、デザインを疑問視する投稿が多く寄せられている。

ユニフォームは、ハドソンベイとリーバイスのコラボレーションによるもので、国旗や国名のグラフィティを大胆にあしらったデニムジャケットと、ホワイトジーンズをコーディネートしている。

チームカナダのサイトでは、デザインの特徴について、アイコニックな「カナディアン・タキシード」にひねりを効かしたと説明している。また「東京はストリートアートとファッションで有名で、今回のコレクションの必須アイテムである、永遠にすたれることのないデニムジャケットで敬意を表した」と述べている。

カナディアン・タキシードは、1951年にビング・クロスビーがデニム・オン・デニムの格好でカナダのホテルを訪れた際、ドレスコードに反しているとして拒否されたことをきっかけに生まれた言葉。

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ツイッターではカナディアンタキシードの伝統に従って、下もブルーデニムにするべきだとの声も上がっている。

男性誌のGQは、カナダのユニフォームは、オリンピックにふさわしいものというよりも、ファストファッションのセールコーナーで見かけるようなデザインと酷評した。「オリンピックファッションで一発狙うのは常に危険がつきまとう」と述べ、カナダとハドソンベイは、オリンピックスタイルの誤った側に行ってしまったと批判。デニムジャケットは常にクールだが、エセグラフィティで飾ったデニムジャケットは違うと述べた。

カナダのユニフォームは昨年8月に発表されていたが、14日にチームUSAのユニフォームが発表されたのをきっかけに再び注目が集まった。

米国のユニフォームは、2008年の北京オリンピックからラルフ・ローレンが手がけている。閉会式のユニフォームには、ラルフローレンのシグニチャーのポロシャツ、星条旗とチームロゴ、星条旗をフィーチャーしたフード付きのホワイトジャケット、ストライプ色のベルトが含まれている。

米国のデザインにも「アメリカ人は夏のオリンピックてことを忘れてない?」など、ツッコミが寄せられている。

なおカナダのデニムジャケットは、現在ハドソンベイで定価198ドルのところ、148.5ドルで販売されている。