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米連邦最高裁 DACA廃止を棄却 トランプ氏「新しい判事が必要だ」

トランプ大統領は18日、ツイッターで連邦最高裁判所の判決に不服を示し、大統領選の前に判事の候補者リストを公開すると宣言した。

トランプ氏は「DACA、聖域都市、国税調査とその他のことに関する昨今の連邦最高裁判所の判決が示しているのはたった一つ、最高裁に新しい判事が必要だということだ」と主張。「もし急進左翼の民主党が権力を握るならば、修正第2条や中絶禁止、安全な国境、信仰の自由や他の多くのものが終わりを迎える」と述べた。さらに9月1日までに「保守派の最高裁判事候補のリストを公開する」と発表した。

同日、最高裁はトランプ政権のDACA(Deferred Action for Childhood Arrivals)廃止を求めた上訴の訴えを棄却した。

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DACAは、不法移民の若者を強制退去から救済するプログラム。2012年オバマ政権時代に導入された。2007年以前に6歳未満で米国に入国し、学校に入学、もしくは入隊した、重犯罪歴のない若者を対象に、滞在延期の措置が適用されている。DACAの受領者は「ドリーマー」と呼ばれ、全米で約80万人いると推定されている。

判決は5対4で、ジョン・ロバーツ主席判事がリベラル派の判事とともに多数派に加わった。

ロバーツ判事は意見書で「われわれはDACAまたはその撤回が、健全な政策であるかについて決定するのではない。」と述べ、「政府機関が決定に際し、合理的な説明を提供するという手続き上の要件に従っているかを取り上げている。」と説明。政府の制度廃止の理由は不十分だと述べた。

DACAについては、2017年9月、当時の司法長官ジェフ・セッションズ氏は同プログラムが憲法に違反することを理由に廃止を発表した。その後、連邦地裁は制度廃止の決定は違法と判断。トランプ政権は最高裁に下級裁判所の判決の無効を求めていた。

最高裁は今週月曜日、性別に基づく雇用差別を禁じる公民権法タイトルVIIは、LGBTの人々の権利保護に適用されると判決を下し、リベラル派に歓迎された。同判決に際しても、ロバーツ判事が多数派に加わり、判決の行方に重要な役割を果たした。

ニューヨークタイムズは、今回の判決は、トランプ政権がDACA廃止をするためには、下級審により強固な理由を提供しなくてはならないことを意味していると説明。手続きは数カ月を要すると考えられ、政権の試みは11月の選挙後まで宙に浮いた状態になるだろうと見通しを述べている。

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