ニューヨーク市 750万枚のマスク無料配布へ

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ニューヨークのデブラシオ市長は4日、市内で約750万枚のマスクを公園や公共住宅、食料配布センター、食料品店などで無料配布すると発表した。

現在、ニューヨーク市には非医療用マスク500万枚と布マスク250万枚の備蓄がある。先週末より複数の公園でマスクを配布し始めており、今後数週間で、全てのエリアに配布できる予定。配布場所は、市の公式サイトから確認できる。

ニューヨーク州では4月中旬から、ソーシャル・ディスタンスを保つのが難しい食料品店や公共スペースで、マスクの着用が義務付けられた

デブラシオ市長は、大多数の市民が着用のルールを守っていると述べ、「フェイスカバーを着用するのは、決して楽なものではない。天候が良くなると不便に思う。特には、忘れることもあるだろう。しかし、これらを着用することで、感染を減らし、通常の生活に戻るための第一ステップとなる。」と引き続きルールに従うよう求めた。
プリーツ入りの非医療用マスクに関して、「この国には使い捨て文化があり、やめるべきものの一つだが、非医療用マスクはリユーサブルだ。」と語った。

ニューヨーク州のクオモ知事も2日、脆弱な人々の保護を目的に、州全域の老人ホームや公共住宅などに約700万枚のマスクを配布すると発表している。

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4日時点のニューヨーク市の新型コロナウイルスの累計感染者数は17万534人、死者数は1万8,909人(推定死者数5,373人を含む)となっている。