「アメリカは初日から知っていた」共和党議員が一斉反応、米エネ省 コロナ起源は研究所流出の可能性高いと結論

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新型コロナウイルスの起源について、米エネルギー省が中国の武漢ウイルス研究所から発生した「可能性が高い」と結論付けたとの報道を受け、共和党議員らが一斉に反応した。

下院司法委員会のメンバーのケン・バック議員(コロラド)は「エリートと学者は、コロナの起源について正当な疑問を抱いたすべての人々に謝罪する義務がある」と投稿。「米国民は、中国の研究所とコロナの起源についてすべての情報を知る資格がある」と加えた。

上院の有力議員、テッド・クルーズ氏(テキサス)は、ワシントンポスト紙のファクトチェック担当を名指しし、ピエロの絵文字を投稿した。

ポスト紙のグレン・ケスラー氏は、クルーズ氏が自然発生説を支持した同紙の主張に疑問を呈した際、「研究室から飛び出すことは事実上不可能」であり、「われわれは事実を扱っている」と反撃していた。

研究所との関連を示唆した後、ワシントンポスト紙に「科学者が異議を唱える奇説を繰り返した」と報じられたトム・コットン上院議員(アーカンソー)は、「研究所の流出が正しいことが証明されることは重要ではない」とした上で、「重要なのは、中国共産党に責任を取らせて、二度と起きないようにすることだ」とツイートした。

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エネルギー省の結論は、ウォール・ストリート・ジャーナルが最初に報じた。

ホワイトハウスと主要な議員に最近提出された機密の報告書に記されたものだという。

同紙によると、

・エネルギー省は、研究所からの流出について、以前の「未決定」から、「低い確信」に変更した。

・FBIは以前から、研究所の事故により広まった可能性があると結論付けている。

・他の4つの情報機関は自然発生の可能性が高いと判断しており、2つの機関は「未決定」とするなど、政府内で相違がある。

同紙は、エネルギー省の結論は、新たな情報に基づいており、科学的専門知識にすぐれ、高度な生物学的研究を実施する施設を含む米国立研究所のネットワークを監督していることから、重要な判断だと指摘した。

一方CNNは、「低」の評価について、得られた情報が十分に信頼できないか、断片的であるため決定的な分析的判断が下せない、あるいはより強固な結論を導き出すための情報が十分でないことを意味するとしている。

なおエネルギー省の情報・防諜室は、国家情報長官室の下で情報コミュニティを構成する18の政府機関の一つに位置付けられている。

そのほかにも、下院司法委員会の委員長、ジム・ジョーダン議員(オハイオ)は「真のアメリカが知っていたことに政府が追いついたということ」と投稿し、アンディ・ビッグス下院議員(アリゾナ)は「アメリカは初日から知っていた」としつつ、「ビッグテックとビッグ・ガバメントが黙らせたのだ」と批判した。

ニューヨークポスト紙は、「コロナの研究所リークは、メディアと政府の検閲スキャンダルだ」と題したジョージ・ワシントン大学ロースクールの教授、ジョナサン・ターリー氏によるオピニオンを掲載。同氏はその中で「何年もの間、メディアと政府は、研究所説を持ち出す人を陰謀論者か人種差別主義者、または人種差別的陰謀論者の3つのうちの1つとして扱うために結託してきた」と批判を展開した。