ミニーマウスの「パンツスーツ」に保守派から非難

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ディズニーランド・パリが開業30周年記念として制作したミニーマウスの新衣装に、保守派から非難の声が上がった。

デザインを手掛けたのは、イギリスの人気デザイナー、ステラ・マッカートニー。タキシードに、シグネチャーのドット柄が入ったデザインで、女性史月間となる3月から、パリのディズニーランドで期間限定で披露する。ミニーのパンツ姿は、同園として初めてだという。
マッカートニーは、ディズニーの公式ファンクラブD23に声明で「ミニーマウスは、新世代の進歩の象徴となる」と狙いを語っている。

これに対し、Foxニュースに出演した右派活動家でメディアパーソナリティのキャンディス・オーウェンズ(Candace Owens)氏は、先日M&Msが発表したキャラクター変更と同じだと指摘。

「彼らは誰も腹立てていないことを、取り上げている。時間を持て余しているから、全てを取り除き、破壊しなければならないようだ。明らかに、退屈なだけ。問題があるようなそぶりをして、社会の仕組みを破壊しようとしている」と非難。さらに「彼女がパンツスーツを着たら、世界は進歩する。食料品店で何も買えなくても気にしないで。30ドルなけければ、ベーコンも買えないことも」と皮肉を述べ、「われわれは、少なくとも真の問題について語っている。それは、ミニーマウスよ」と締めくくった。

SNSでは、「かわいい」と賞賛や支持する声が上がる一方、「パジャマみたい」「Woke(差別や不公正などの問題に高い意識を持つことを指す)でなければ、来るなっていうメッセージね」「ミニーをヒラリー化しないで」など、批判的なメッセージも寄せられている。

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なおミニーがパンツ姿を披露するのは今回が初めてではないという指摘も。

なおM&M’sの製造元のマースは20日、「よりダイナミック、かつプログレッシブな世界を反映できるよう、進化していく」と述べ、キャラクターのビジュアル変更を発表した。

変更後は、ブラウンのヒールが少し低くなり、セクシーなグリーンのゴーゴーブーツは、スニーカーへと変更された。これに対し、「チョコレートに多様性や包括性など求めていない」「グリーンを元に戻して!」「ただのPRスタント」などのツッコミが殺到した