デサンティス知事vsディズニー フロリダ州議会で知事に新たな権限与える法案が可決

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フロリダ州議会で10日、オーランド郊外にあるディズニーのテーマパークを包括する自治区「リーディ・クリーク改善地区(RC)」について、同地区の監督委員会のメンバーを任命する権限をデサンティス知事に与える法案が通過した。

法案は昨日下院を82-31で通過し、上院では本日26-9で可決された。今後、デサンティス氏の署名をもって成立する。

ABCニュースによると、法案では、監督委員会のメンバーはいずれも最近のディズニーの従業員であったり、過去3年以内にテーマパークと契約関係にあったりしてはならないとしている。委員は現在、ディズニーと密接な関係にあるとされる5人で構成されている。

RCは、ディズニーの働きかけにより1967年に州法によって創設された特別目的区。オレンジ郡とオシオラ郡の約25,000エーカーにまたがり、その中に4つのテーマパーク、2つのウォーターパーク、1つのスポーツ施設、175レーンの道路、67マイルの水路、ベイレイク市とレイクブエナビスタ市がある。CNNによると、郡政府のように機能し、道路、消防、建築基準、電力や水道のインフラを管理する責任を負っている。

昨年4月、州議会で同地区を解体する法案が可決したが、12月に入り、これを撤回する計画が検討されていると報じられていた。今回の法案は、廃止する代わりに、知事に運営者を選定する権限を与えるものとなる。法案にはまた、地区の名称を「セントラルフロリダ観光監督地区」に改める内容も含まれている。

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ディズニーは昨年、フロリダ州で成立した、特定の教室における性的指向や性自認に関する議論を禁じる法案、通称「Don’t Say Gay」法を公然と批判。法案の廃止または裁判所により破棄されることを目標に、関連組織を支援すると発表した。これに対し、デサンティス知事は「カリフォルニア州に本社を置く企業が、経済力を背景にわが州の親を攻撃しようというのか」と非難。「挑発とみなし、反撃するつもりだ」と宣言するなど、対立する姿勢を明確にしてきた。