行儀良くして!相次ぐ暴行騒ぎにディズニーワールドが注意喚起

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フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドが、ウェブサイトの来客向け案内ページを更新し、最低限のマナーを守るよう求める“行儀”のセクションを新たに設けた。場内で暴行事件が多発していることを受けた措置だという。専門サイトWDWNTが伝えた。

同ページは2020年の夏、新型コロナウイルス拡大による外出制限が限定的に解除されはじめ、休園していた同リゾートの営業が再開したときに設けられた。当時に比べ入場制限もほとんどなくなったが、現在もページは残され、事前予約システムへのリンクやマスク着用の基準、アトラクションの待ち時間などが確認できる専用アプリの案内が記載されている。

そのページにこのほど、“courtesy(行儀)”という案内事項が新たに加わった。同セクションには「素敵なあなたになって。周囲の人に礼儀と優しさと思いやりをもって接すること常にを心がけましょう。このシンプルな望みに沿えない方は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートを退出していただくことがあります」と注意書きがある。

“行儀”セクションが設けられた背景には、過去数年で客同士の暴力沙汰が急増していることがある。今月13日には、リゾート内のテーマパークのひとつ、エプコットで行われるショー「ハーモニアス」の最中に顧客2人が取っ組み合いのけんかを始める騒動があった。

7月にはマジック・キングダム内の「ファンタジーランド」の真ん中で2家族が乗り物の順番をめぐって口論になった末、暴力に発展した。

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ディズニー・ハリウッド・スタジオ内では、未成年者に乱暴した容疑で男が逮捕されるという事件があった。なお、男は横入りした少年たちを注意したところ、少年たちが攻撃的になったと話しており、自分も被害者だと主張している。

マジック・キングダムのトランスポーテーション・アンド・チケットセンターでは、暴力沙汰にはならなかったものの、2家族が怒鳴り合いの大ゲンカをはじめ、キャスト2人が止めに入る事態になった。原因は不明だが、同エリアのフェリーボート付近では、ケンカが多発しているという。

また、カリフォルニア州にあるディズニーランド・リゾートでも暴力が多発しているという。今年5月には2年の休演の末待望の再開を果たしたショー「ファンタスミック」の最中に客同士が殴り合いをはじめ、少なくとも1人が退園させられた。

関係者によると、これらの暴力沙汰は実際に起きたうちのごく一部だという。