NYの大規模再開発「ハドソンヤーズ」レストラン25店、来年3月オープン

3040

マンハッタン西部で開発中の「ハドソンヤーズ」(Hudson Yards)の東部エリアが2019年3月14日に完成し、100店以上の商業施設と25店のレストランがオープンすることが発表された。

ハドソンヤーズとは

ハドソンヤーズは、総工費250億ドル(約2兆7,500億円)以上を費やした大規模な都市再開発プロジェクト。不動産開発会社のリレーテッド・カンパニーズ(Related Companies)が手がけ、民間企業としては米国最大、ニューヨークとしてもロックフェラーセンター以来の規模の開発となる。

合計1,800万平方フィートのスペースには、CNNやHBO、投資会社のブラックロック(BlackRock)、銀行のウェルスファーゴ(Wells Fargo)などのオフィスが入るほか、ニューヨーク初出店のニーマン・マーカス(Neiman Marcus)など100店以上の商業施設、コンドミニアム、イクイノックス・ホテル(Equinox hotel)、スペースの「シェッド」(The Shed)、パブリックスペース「ベッセル」(Vessel)、学校など複合施設が立ち並ぶ。

注目のレストランは

ブルームバーグなどによると、来年3月14日、スターシェフのトーマス・ケラーやデイビッド・チャンなどの有名シェフや、シェイク・シャックなどのファストカジュアルチェーン店まで25店舗のレストランがオープニングを迎える。
レストランの入る建物は、リレーテッド・アーバン(Related Urban)が開発を担当し、エルクス・マンフレディ建築会社(Elkus Manfredi Architects)が設計した。

ハドソンヤーズ
@Hudson Yards

トーマス・ケラー

ナパのフレンチ・ランドリー(The French Laundry)や、パー・セ(Per Se)、ブション(Bouchon)などを成功に導いたシェフのトーマス・ケラー(Thomas Keller)が、TAK Roomにレストランをオープンする。肉料理を中心としたアメリカの伝統料理をコンセプトにしたメニューを提供する。

Advertisement

エスティアトリノ・ミロス

シェフでオーナーのコスタス・スピリアディス(Costas Spiliadis)による地中海料理にインスパイアされたシーフードレストラン「エスチアトリオ・ミロス」(Estiatorio Milos)がオープン。

デイビッド・チャン(店名未定)

モモフク(Momofuku)のスターシェフ、デイビッド・チャン(David Chang)は、白羊寺(ペギャンサテンプル、Baekyangsa Temple)のシェフ、ジョン・クワン(Jeong Kwan)とタッグを組み、韓国系精進料理のレストランをオープンする。店名は未定。

ベルカンポ ・ミート

カリフォルニアのグルメバーガー店、ベルカンポ・ミート(Belcampo Meat Co)は、ニューヨークに待望の初店舗を構える。

ハドソンヤーズ・グリル

コロンバスサークルのステーキ店、ポーターハウス・バー&グリル(Porter House Bar and Grill)のシェフでオーナーのマイケル・ロモナコ(Michael Lomonaco)は、「ハドソンヤーズ・グリル」(Hudson Yards Grill)をオープン。ロウティサリーや、ラム、ポークショルダー、フライドチキンなどカジュアルなアメリカ料理を提供する。

メルカド・リトル・スペイン・フードホール

スペイン料理のシェフ、ホセ・アンドレ(José Andrés)は、35,000平方メートルもの広大なフードホール、ハドソンヤーズ版イータリーともいえる「メルカド・リトル・スペイン・フードホール」(Mercado Little Spain food hall)をオープン。3店のレストランでは、異なる種類のスペイン料理が提供される。

上記以外にもシェイク・シャックや、ファストカジュアルピザチェーン「&pizza」、サラダチェーン「スイートグリーン」(SweetGreen)、オーストラリアコーヒーチェーン「ブルーストーン・レーン」(Bluestone Lane)、デイビッド・チャンのチキンサンド「フク」(FUKU)、スイーツ「ミルクバー」(Milk Bar)、トーマス・ケラーのブション・ベーカリー(Bouchon Bakery)などがオープンする。

Hudson Yards

10-30 Hudson Yards, New York, NY 10001
www.hudsonyardsnewyork.com