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NYファッションウィークにも影響。ハドソンヤード建設の富豪のトランプ大統領支援

9月6日から開催されるニューヨーク・ファッションウィーク(NYFW)に早くも問題が浮上している。ハドソンヤード(Hudson Yards)を手がけた不動産開発業者のステファン・ロス(Stephen Ross)氏が、トランプ大統領再選のファンドレイジングに協力。これを受け、少なくとも2つのブランドが同会場の使用中止を決定したことが分かった。

ロス氏は、民間としては米国最大規模となるハドソンヤードの開発を手がけたリレイティッド・カンパニーズ(The Related Companies)の会長を務め、NFLのマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)などを所有する富豪として知られる。

Stephen Ross
©mashupNY

ロス氏は10日、自宅のあるリゾート地ハンプトンズで、トランプ氏やウィルバー・ロス(Wilbur Ross)商務長官などを招き、ファンドレイジング・イベントのホストを務めた。トランプ氏との昼食会や写真撮影などが含まれるチケット代金は最大25万ドル(約2,650万円)の値がつき、開催前から反トランプ派の大きな非難を浴びた。

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非難は、ロス氏が投資する高級スポーツクラブ「イクィノックス」(Equinox)や「ソウルサイクル」(SoulCycle)にも飛び火し、会員のボイコット騒ぎに発展した。

ロス氏は、長年共和党のドナーとして知られており、炎上後もトランプ氏を支援する意向は変えていない。
ニューヨークポストによると、イベントには元Foxニュースの司会者ビル・オライリー(Bill O’Reilly)やエスティー・ローダーのロナルド・ローダー(Ronald Lauder)会長ら約500人が参加した。予想を上回る1,200万ドル(約12億7,500万円)が集まったという。

会場変更を表明するブランドも

SHED
THE SHED©mashupNY

蜂の巣の形をした「ベッセル」(The Vessel)で、ブランド10周年のショー開催を予定していたネパール出身のデザイナー、プラバル・グルン(Prabal Gurung)氏は7日、会場を変更すると表明した。

WWDによると、ラグ・アンド・ボーン(Rag & Bone)は、アート展示やコンサートを開催する多目的イベント会場「シェッド」(The Shed)でのショー開催を予定していたが、場所を変更するとしている。

ジュエリーブランド、ファロン(Fallon)のデザイナー、ダナ・ロレンツ(Dana Lorenz)氏は、ロス氏の妻でデザイナーのカラ・ロス(Kara Ross)氏がアメリカファッション協議会(CFDA)の役員を務めているとして、CFDAを退会するとSNSで発表した。

CFDAは声明で、同団体は非営利で政治的活動には参加していないとし、ファッション業界における多様性や包括性、ジェンダーの平等、LGBTQの権利、公平な移民政策、サステナビリティを支持するとハリウッドレポーターに述べた。

シェッドでコンサートを予定するベルリン出身のエレクトロ・ミュージシャン、ヤン・イェリネック(Jan Jelinek)氏は、「トランプ氏のイデオロギーを何らかの形でサポートするのは、耐え難い。」としながらも、8月のイベントは予定通り開催するとデイリービーストに語っている。

イェリネック氏は、ボイコットも考慮したが、既に契約を締結し、ブルックリンでのコンサートも予定しているため、イベントの中止は、共同でイベントを開催するアーティストのトニー・コークス(Tony Cokes)氏や他の人々に損害を与えることになると中止しない理由を述べた。

また、シェッドの理事会役員を務めるニューヨーク市議会のコーリー・ジョンソン(Corey Johnson)議長は、ロス氏に対し、トランプ大統領への支援に関して再考を求めている。

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