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NY観光名所で4人目の飛び降り 永久閉鎖の可能性も

マンハッタンの観光名所「ベッセル」(The Vessel)で29日、14歳の少年が飛び降り、死亡した。

デイリーニュースによると、少年はニュージャージー州から家族と訪れており、近くのホテルに滞在していた。両親と妹、祖母の5人でベッセルに入場したという。午後1時ごろ、施設の頂上部分から飛び降り、その場で死亡が確認された。

ベッセルは英国人デザイナー、トーマス・ヘザウィック氏が設計した高さ60メートルのハチの巣型のインスタレーション。総工費2億ドル(約220億円)で、2019年3月、ハドソンヤードにオープンした

8階建て構造の施設には、2500ステップの階段があり、頂上からミッドタウンやハドソン川を見渡すことができる。全体に手すりが付いたガラス製の柵が設置されているが、高さは大人の腰から胸程度の高さとなっている。

Hudson Yards The Vessel
©mashupNY

ベッセルで自殺者が出るのは、2020年2月以降、4人目となる。今年1月に21歳の男性が死亡した後、開発を手がけたリレイティッド・カンパニーズは、対応を検討するとして一時閉鎖したが、5月に再オープンした。
再開にあたり、入場者を2人以上のグループに限定し、警備員を3倍に増加するなどの安全対策を講じていた

ベッセルは、徹底調査を行う間、再び閉鎖された。リレイティッドのステファン・ロス氏はデイリービーストに「防止策は全て実施したと思っていた」と語っている。「このような出来事が起きるのを予測するのは、非常に難しい」と述べ、永久に閉鎖する可能性を示唆している。

▼ベッセル開業時の様子

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