「ウクライナに1億ドル寄付した。あなたは?」イーロン・マスクと大物作家 認証バッジめぐってバトル

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米ホラー作家のスティーヴン・キングとイーロン・マスクの間で、ツイッターの認証バッジをめぐるバトルが再び勃発した。

「ミザリー」や「IT」、「シャイニング」などの作品で知られるキング氏は、マスク氏が昨年ブルーバッジを有料化する計画を明らかにした際、「そっちこそ私に払うべきだ」とFワードを交えて猛反発。有料化のあかつきにはツイッターをやめると宣言していた。

今回のきっかけは、キング氏が、月額8ドルの費用を支払っていないにもかかわらず、ブルーの認証バッジが維持されていることに不満をもらしたこと。

勝手にサブスクライブされていることを知ったキング氏は22日、「マスク氏は、わたしのブルーチェックをチャリティーに回すべきだと思う」とツイート。ウクライナの支援団体に寄付するべきだと述べ、「たったの8ドルだが、マスク氏はいくらかの足しになるだろう」と主張した。

これに対して、マスク氏が直接反論。「私はウクライナに1億ドル寄付してきた。あなたは?」と問いかけ、米国防総省の金銭支援も断ったと加えた。

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マスク氏率いるスペースXは、ウクライナにスターリンクのターミナルを無償で提供しているが、昨年12月、費用負担をめぐって政府と同社の間で協議があったと報じられていた。

キング氏の認証バッジ マスク氏が個人負担

ツイッターではとうとう今月20日、有料サブスクリプションに申し込みをしないアカウントから認証バッジを削除したが、ごく少数の著名人のバッジは維持されたままとなっている。

これについてマスク氏は自ら、個人的に支払っていると明かした。

マスク氏が個人負担しているとしたアカウントには、キング氏のほか、レイカーズのレブロン・ジェームズ、「カーク船長」ことウィリアム・シャトナー氏が含まれる。それぞれ有料化に批判的であったことから、ネットではマスク氏流の「お仕置きでは?」との声が上がっている。