ウクライナで拘束のアメリカ人 イーロン・マスクがゼレンスキー大統領に説明求める

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イーロン・マスク氏は10日、Xに投稿したコメントで、ウクライナで投獄されているとされる米国人について、ゼレンスキー大統領に説明を求めた。

「われわれは1,000億ドルをウクライナに送っているが、アメリカ市民がウクライナの刑務所に入れられてるって?この件について、ゼレンスキー氏を単に批判する以上の話はないだろうか。もしこれがすべてならば、深刻な問題だ」「ゼレンスキー大統領、この問題について、アメリカ人にご教示ください」

マスク氏が言及したのは、FOXニュースの元司会タッカー・カールソン氏が9日の投稿で紹介したゴンザロ・リラという人物。カールソン氏によると、リラ氏はウクライナにしばらく滞在し、内情を「誠実にレポート」していたが、ゼレンスキー政権批判をSNSに投稿したことで投獄された。ハンガリーに政治亡命しようと国境近くまで逃げたこともあったが、ウクライナに再び拘束されたという。

カールソン氏は、チリに住むリラ氏の父親とのインタビューも紹介した。

父親によると、リラ氏は7ヶ間拘束状態が続いているが、公判は開かれていない。4月27日にバイデン大統領とハリス副大統領を強く批判した4日後にウクライナ警察に捕まったといい、米政府がゼレンスキー政権に拘束を許可したと主張した。インタビューの後半では、「操り人形のゼレンスキーを取り除くべきだ」「ウクライナがNATOの同盟に向かわなかれば、何も起きなかった」「われわれは政府を変えなければならない。この男(バイデン大統領)はこの政策を続けることはできない」「私の息子は、バイデン政権と操り人形ゼレンスキーの犠牲者だ」と述べるなど、両国の政権批判に向けられた。

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現地メディアの報道は、これとは異なる。

The New Voice of Ukraineがウクライナ保安庁(SBU)の発表をもとに報じたところによると、「親ロシアのブロガー」のリラ氏は、「ロシアの戦争犯罪を否定し、ウクライナ軍を中傷した」容疑で、ハルキウで拘束された。

中南米の国民でハルキウには複数年滞在していた。戦争開始後にロシアの占領を支持し、モスクワの戦争犯罪を称えるなどしていた。昨年の春、ウクライナ兵の顔を映して侮辱するといった「挑発的なビデオ」をYouTubeやツイッターなどに投稿したという。