大御所パンクバンド 一周回って権威主義に?イーロン・マスクがグリーン・デイに皮肉

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Xのオーナー、イーロン・マスクが、大御所パンクロックバンド、グリーン・デイの大晦日のパフォーマンスに関して、ルーツから離れてしまったと皮肉を込めたコメントを投稿した。

大晦日、ハリウッドのロックイベントでパフォーマンスの最中、ボーカルのビリー・ジョー・アームストロングは、2005年にグラミー賞を受賞した「アメリカン・イディオット」のタイトル曲の歌詞を変更。「俺はレッドネック(田舎の保守層)のアジェンダになんて加わらない」のところを「MAGAのアジェンダになんて加わらない」とし、トランプ氏またはトランプ支持者を批判した。

作品は9・11同時多発テロ事件後、アメリカをイラク戦争に導いたブッシュ政権時代に書かれた。

これに対してマスク氏は「グリーン・デイは”マシーン(権威や体制)”に対して激しく怒っていたところが、”マシーン”のために怒ってしまってる」と、返って権威を支持していると皮肉った。

アームストロングは以前からトランプ氏に批判的で、トランプ氏が大統領選に勝利した2016年のインタビューでは「トランプについて最も心配している問題は、彼の支持者たちだ」と主張。「実際のところ彼らが気の毒に感じる。貧しくて、有利ではない労働者階級だから。彼らは激怒していて、トランプは彼らの怒りにつけ込んでいるんだ」と語った。さらに「彼が言っているのは”君たちには選択肢がない、私しかいない、私が面倒をみよう”というものだ。ヒトラーのようじゃないか」とも述べた。

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同年のアメリカン・ミュージック・アワードでは、楽曲「Bang Bang」の演奏中、「ノートランプ、ノーKKK、ノーファシストUSA」を連呼した。

ちなみに、トランプ氏は大晦日にフロリダの邸宅マール・ア・ラーゴで盛大なパーティーを催した。SNSに投稿された動画には、ゲストとして招かれたラッパーのヴァニラ・アイスが90年代のヒット曲「Ice Ice Baby」で会場を盛り上げる様子が撮影されている。