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損害賠償は「天文学的」金額?トラビス・スコット音楽フェス事故で集団訴訟

テキサス州ヒューストンで開催された野外音楽祭で、トラビス・スコットのパフォーマンス中に観客が殺到し、多数の死傷者が出た事故に関し、巨額の損害賠償を求める集団訴訟が提起された。

ニューヨークポスト紙によると、原告団に加わったのは犠牲者125人。この中には、死亡したアクセル・アコスタ・アリヴァさん(21)の遺族も含まれる。

原告団は、精神的および身体的健康、人命の損失に対して7億5,000万ドル(約850億円)の損害賠償を求めている。被告にはトラビス・スコットのほか、ゲスト出演したドレイク、イベント主催者のライブネーション、アップル、エピック・レコード、会場を運営するハリス・カウンティ・スポーツ・アンド・コンベンション・コーポレーションが含まれているという。

アップルはコンサートの様子を配信していた。

地元メディアKHOU11によると、代理人のトニー・バズビー氏は、コンサートは計画段階から失敗する運命にあったと主張。「利益を得る組織には、責任が伴う」と話している。

バズビー氏は、元捜査関係者の助力を得て、50件の証言とあらゆる角度からのビデオを検証したという。

Foxニュースによると、訴状では、トラビス・スコットが、これまでのライブで、ファンに暴動を扇動した過去にも言及。SNSに投稿された流血して失神する観客の様子のスクリーンショットも、含まれているという。

バズビー氏は、これとは別に、100人の原告団を加えた訴訟を提起する意向も示している。

7億5,000万ドルの損害賠償について、専門家は予想の範囲と指摘している。ヒューストン大学ロースクールのメレディス・ダンカン教授はKHOU11に「この種の訴訟で天文学的になるのは、驚くほどではない」と話した。

CNNはハリス郡の裁判所の記録をもとに、少なくとも140件の訴訟が提起されていると報じている。

事件直後は8人だった死者は、現時点で10人となった。最も若い犠牲者は、父親とコンサートを訪れていた9歳の少年、エズラ・ブラント(Ezra Blount)君。遺族は、アーティストや主催団体に対して、民事訴訟を提起している。

なお、今回の集団訴訟に遺族が加わったアリヴァさんは、ウエスタン・ワシントン大学でコンピューター・サイエンスを専攻する学生で、1人でコンサートに参加していた。トラビス・スコットを見るのは、この日が初めてだったという。

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