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Qアノン支持者 SNSでヒラリー氏とバイデン氏を脅迫、18本のナイフ所持でNYで拘束

29日、イリノイ州から車でマンハッタンを訪れたストリッパーの女性が、武器を不法に所持していたなどの疑いで逮捕、起訴された。ニューヨークポスト紙が報じた。

容疑者はジェシカ・プリム(Jessica Prim)氏(37)。午後1:30分ごろ、イントレピッド海上航空宇宙博物館のある第86埠頭付近に停車中の車内で、フェイスブック動画を配信をしている最中に拘束された。

車内で不審な行動をしているプリムを発見したセキュリティが通報したという。車からは18本のナイフが見つかった。

フェイスブックの動画には、拘束されるまでのプリム氏とシークレットサービスとのやりとりが映されている。

動画の冒頭、動揺した様子のプリム氏は、何度も「怖い」と繰り返し訴えている。カメラに向かって「みなさん、私はコンフォートにいる。」と話していることから、コロナウイルス患者の治療のためにマンハッタンの港に停泊していた海軍病院船とイントレピッドを間違えていたことがわかる。

話は散漫で、ある部分では「私はコロナウイルスだと思う」と発言。また「ドナルド・トランプの記者会見を見ていたら、彼が私に話しているように感じた」と述べたほか、「Fall of Cabal」のパート5を見たと話している。

「Fall of Cabal」はYoutubeに投稿された陰謀論に関する10シリーズのビデオ。パート5では、リベラルエリートが子供の人身売買ネットワークに関与しているといった話が展開される。

Daily Beastによると、プリム氏がイントレピッドと間違えた「コンフォート」について、一部のQアノン信者は「秘密結社」によって虐待される「子供たち」を救うために使用されていると信じているという。

ビデオ配信の前、プリム氏はフェイスブックに「ヒラリー・クリントンとアシスタント、ジョー・バイデン、トニー・ポデスタはバビロンの名のもと、抹殺されなければならない。彼らがいなくなるまで、私は解放されない。私を目覚めさせて」と投稿していた。ニューヨークポスト紙によると、この投稿後、シークレットサービスはプリム氏の警戒にあたっていたという。

同紙によると、プリム氏は質問を受けたのち、検査のためにマウントサイナイ病院に連れて行かれた。警察は武器の不法所持など、複数の罪で起訴したという。

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