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NY市地下鉄車内「髪をつかんで暴行」 反同性愛者によるヘイトクライム

ニューヨーク市警察は、走行中の地下鉄車内で、乗客に反同性愛者の言葉を浴びせ、暴行、髪の毛を剥ぎ取るなどした男の映像を公開し、情報提供を呼びかけた。現在、ヘイトクライム部隊が犯人の行方を追っている。

発表によると、事件があったのは3月22日、午後2時22分頃。190ストリート駅へと近づく上りA線の車内で、容疑者の男は、向かい側に座った乗客に向かって「催涙スプレーを持ってくればよかった」と言った後、唾を吐きかけた。さらにもう一度「催涙スプレーを持ち歩かなくてはならない」と言ったという。被害者の男性(22歳)が立ち上がって移動しようとすると、男は突進して、髪の毛をつかんで頭や顔を繰り返し殴った。

携帯電話で撮影されたビデオには、走行中の車内で、被害者の髪を掴んで振り回し、激しく暴行する様子が撮影されている。

男はその後、被害者の髪の毛を剥ぎ取って、「俺はお前らにうんざりしているんだ」と暴言を吐いたという。

被害者は近くの病院に搬送され、頭部に切り傷を負ったが容体は安定している。事件の最中に髪の毛を失ったという。

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