NY地下鉄でまた突き落とし事件、男性死亡

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ニューヨーク市の地下鉄駅で、34歳の男性が線路に突き落とされ、死亡する事件があった。

事件が起きたのは、20日午前2時ごろ、アッパーウエストサイドにある96ストリート駅。男性は28歳の男と口論となった後、突き飛ばされ、線路に転落した。頭部を打ち、その後病院で死亡が確認された。

ニューヨークタイムズによると、目撃者は2人は南方面に向かう電車に乗っており、被害者の男性が、男の車内での振る舞いについて、注意したことから口論に発展したと話している。96ストリート駅で下車し、殴り合いの喧嘩を始めた。駅に配備されていた2名の警官が止めに入ろうとした矢先に、男が突き飛ばした。

男の名は、アンドレ・ボイス(Andre Boyce)容疑者。故殺罪の容疑で逮捕された。

ニューヨークポスト紙によると、ボイス容疑者は昨年、強盗未遂罪で7年の刑期を終え出所したばかりだった。精神病に関する記録があり、2026年5月まで監視の対象とされていた。

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市内の地下鉄では、昨年1月から10月中旬までに22件の突き落とし事件が報告されている。

タイムズスクエア駅では昨年1月、40歳のアジア人女性が、ホームレスの男から駅に入ってきた電車に向けて突き飛ばされ、即死する事件があった。突き飛ばした男は、長年精神病を患っており、裁判を受けられる状態ではないと判断された。

昨年10月には、クイーンズのジャクソンハイツ駅で、48歳の男性が口論の末、ホームから突き落とされた後、電車にはねられ死亡する事件があった。