ニューヨーク市地下鉄でまた突き落とし、男性が負傷

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ニューヨーク市の地下鉄駅のホームで30日、利用客の男性が線路に突き落とされる事件が発生した。

ニューヨーク市警察から得た情報によると、通報が入ったのは午後10時頃。ブルックリンのサンセットパークにある25ストリート駅で、27歳の男が、54歳の男性の顔を殴り、線路に転落させた。被害者は軽傷で、病院で手当などは受けていない。なお線路には給電用レール(第3軌条)が敷かれており、接触して感電死する危険がある。

警察は事件に関連し、ブロンクス在住のチャールズ・ウィリアムズ容疑者を、無謀な危険行為と暴行の容疑で逮捕した。地元メディアは、容疑者は事件後まもなく、隣の36ストリート駅で拘束されたと伝えている。事件当時、二人の間に何らかのやりとりがあったかは不明。

突き落とし相次ぐ

29日には、Fトレインのセカンドアベニューストリート駅で、男性が口論となった男から、右腕を刃物で切りつけられた後、よろめいて線路に転落する事件があった。被害者は自力で安全な場所まで移動したが、病院に搬送され、重体と報じられている。容疑者は捕まっていない。

5月21日には、マンハッタンのレキシントンアベニュー/63ストリート駅のホームで、通勤途中だった女性が、見知らぬ男から発車する電車に向かって、突き飛ばされる事件があった。警察は事件翌日、クイーンズのホームレスシェルターに滞在していたカマル・セムラッド(Kamal Semrade)(39)を逮捕した。女性は、電車に顔面を打ちつけ、「即座に首から下が麻痺する」重傷を負った。

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