お天気キャスターの顔が傷だらけ、NY地下鉄で少年から集団暴行

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ニューヨーク市の地下鉄車内で22日未明、他の乗客への嫌がらせを注意したお天気キャスターが、10代の少年らから集団暴行を受ける事件があった。

被害にあったのは、Foxニュースの天気予報士アダム・クロッツ氏(37)。午前1時ごろ、バーでNFLの試合を見終わった後、電車で帰宅する途中だった。

クロッツ氏は翌日、インスタグラムのストーリーで顔に切り傷やあざができた様子を投稿。その中で、地下鉄の車両内で「子供たち」に嫌がらせを受けていた男性を助けようとしたところ、暴行を受けたと報告した。けがの状態について「体は、顔よりもっとひどい状態だ」と述べ、「保護者はどこにいる?子供たちに深夜に人を殴らないように注意してくれ」と訴えた。

23日、朝の情報番組「Fox & Friends」に出演したクロッツ氏は、7-8人の若者が年配の男性の頭髪に、マリファナのタバコで火をつけるといった嫌がらせをしているのを目撃したと説明。「やめろ」と注意すると、集団から後をつけられ、パンチをされたと話した。トラブルを避けようと電車を降りたが、後を追われ、地面に突き倒されたうえ、殴る蹴るの暴行を受けた。暴行の最中、頭部を庇おうと必死だったと振り返った。体中にアザができており、膝を曲げるのも困難な状態だと加えた。

ニューヨークポスト紙によると、事件直後、警官が1ラインの18ストリート駅で、15歳から17歳の少年3人を拘束した。しかし調書を作成したのち、保護者が呼ばれ、少年らはすぐに釈放されたという。ニューヨーク市警察の報道官は、年齢や軽罪であることを考慮し、訴追は選択肢になかったと説明したという。

クロッツ氏は番組で、これが誰かの身に起きるべきではないと警告。市長は長期的な改革をする必要があると訴えた。

なお20日には、アッパーウエストサイドにある96ストリート駅で、車内での男の振る舞いを注意した34歳の男性が線路に突き落とされ、死亡する事件が発生している。突き落とした男は、故殺罪の容疑で逮捕された。