SNSでイスラエル批判、『スクリーム』女優がクビに

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『スクリーム』シリーズや『イン・ザ・ハイツ』の出演で知られる若手女優メリッサ・バレラが、SNSでイスラエル批判とみられる投稿をシェアしたのち、『スクリーム7』を降板させられたことがわかった。

Deadlineによるとバレラは先月、インスタグラムのストーリーにメキシコ国旗の絵文字とともに「私も植民地化された国の出身だ」「パレスチナは解放される」「彼らは私たちを葬り去ろうとしたが、私たちは種子であることを知らなかった」などと投稿。このほかにも、現在のハマス・イスラエル戦争の状況を「ジェノサイドや民族浄化」などと形容した他者の投稿をシェアしていた。

製作会社スパイグラス・メディアの広報担当者はDeadlineの取材に声明で、われわれのスタンスは明確だと述べ「反ユダヤ主義やあらゆる形式のヘイトの扇動、ジェノサイドや民族浄化に関する誤った主張、ホロコーストの歪曲などは一切容認しない」と回答したという。

スクリームの監督クリストファー・ランドンは同日、「これは自分の声明」としたうえで、「全てが最悪だ。叫ぶのをやめて。これは私の決断ではない」とXに投稿し、自らの判断ではないと強調した。(現在は削除されている)

ただしバレラがシェアしたコンテンツを見たユーザーからは「攻撃的、軽蔑的、非人道的は見当たらない」「ハリウッドのプロデューサーは、ジェノサイドと反ユダヤ主義との違いを学ぶべき」といった意見も投稿されている。

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オスカー受賞女優のスーザン・サランドン(77)もこの日、親パレスチナ集会での発言を巡り、ハリウッドの大手エージェンシーが契約を解除したと伝えられている

サランドンは17日、ニューヨークで行われた集会の中でパレスチナの解放を呼びかけたほか、「いまユダヤ人であることに恐怖を感じている人が大勢いる。この国でイスラム教徒であることがどのように感じられるかを味わっている」と発言していた。