ニューヨーク州新型コロナ感染者2.5万人超。ピークは予測よりも早い2週間後

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は24日、臨時病院を開設するジャビッツ・センターで会見を開き、州内の感染者が2万5,000人を超えたと発表した。

発表によると、23日時点の感染者は25,665人で、昨日より4,790人増加した。死者数は210人(+53)、入院者数は昨日より599人増え、3,234人、集中治療室(ICU)の患者数は756人(入院者数の23%)。
ジョンズ・ホプキンス大学によると、全世界の感染者数は39万8,107人で、ニューヨーク州の感染者は全世界の約6.5%に達している。

感染者の主な内訳は、ニューヨーク市が14,904人(+2,599)、ウエストチェスター郡3,891人(+997)、ナッソー郡2,869人(+427)、サフォーク郡1,880人(+422)、ロックランド郡671人(+79)、オレンジ郡498人(+109)、オールバニー郡146人(+19)、ダッチェス郡124人(+24)、エリー郡107人(+24)、モンロー郡96人(+20)その他となっている。
前日には12,906人が検査を行い、これまでに91,270人が検査を行った。

感染増加のピークは2-3週間後に

クオモ知事は険しい表情で、「感染拡大のカーブを平坦化しなければならないが、実際に曲線は増加している。ピークで必要な病床数は、当初の11万床よりも多い、14万床と4万床のICUだ。予想よりも、桁外れに高い数字だ。」と現状を語った。
感染者も、3日ごとに2倍に増加していると述べ、増加のピークも、予想よりも早い14日から21日後になると見通しを述べた。

NYS

病床数については、既存の病院に50%の増加を義務付けたほか、大学の寮やホテルを臨時の病院として使用することを検討していると発表。
医療スタッフに関して、できるだけ多くのバックアップを用意するため、退職した全ての医療従事者に連絡を取っていると述べた。

このほか、抗マラリア薬のヒドロキシクロロキン(Hydroxychloroquine)とジスロマック(Zithromax)を使用した臨床試験を今日から開始するほか、保険局による血漿(プラズマ)の注入療法、抗体検査を実施すると発表した。

人工呼吸器の確保が急務に

クオモ知事は、医療機器で最も必要なのは、呼吸困難に陥った人を救う人工呼吸器だと強調。これまでに7,000台を追加で確保したが、さらに3万台が必要だと主張。不足を補うために、2人の患者で1台を共有する方法を試験的に実施していると述べた。

続けて、政府ができることは2通りあると指摘。国防生産法にもとづき企業に人工呼吸器の生産を指示することと、政府が備蓄する2万台をニューヨークに解放することだと述べた。

国内で最も多い1万5,000人以上の感染が確認されているニューヨーク市に、400台の人工呼吸器が送られたことに関して、「400で何ができる。われわれは3万台の人工呼吸器を要求したんだ。あなた方は、問題の重大性を見落としている。問題はその大きさによって定義づけられるものだ。」と、強い口調で連邦政府を批判した。

経済活動の再開に関して、公衆衛生戦略を改善すると同時に、リスクの低い若者や感染から回復した人々を徐々に仕事復帰させる考えを示している。


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