英国人困惑?アリシア・キーズ、女王祝賀コンサートで「ニューヨーク」熱唱

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米国の歌手アリシア・キーズは4日、バッキンガム宮殿で行われたエリザベス女王の在位70年「プラチナジュビリー」の祝賀コンサートに登場。代表曲「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」を熱唱したが、この選曲を巡って、困惑の声があがっている。

同曲は、ともにニューヨーク出身のJAY-Zとアリシア・キーズがコラボレーションした2009年の大ヒットソングで、ニューヨークへのラブレターと言われている。

アリシアはイントロで、「ロンドンにいるときは、ロンドンが大好き。ニューヨークにいるときのように」と述べ、後半のサビの歌詞を「ロンドン」に替えて歌ったが、前半では「ニューヨーク」を連呼した。

しかし、ネットではこのパフォーマンスに「女王を祝うのに、なぜニューヨークがいかに素晴らしいかを歌う必要があるの?」と選曲に疑問の声が上がったほか、「曲は好きだけど、アメリカ人がニューヨークについて歌っているのはなぜ?ポール・マッカートニーやトム・ジョーンズ、ロビー・ウィリアムズは?」など英国の歌手を選ぶべきだという意見も寄せられた。

このほかに「ガール・オン・ファイヤー」も歌ったが、親友のメーガン妃を鼓舞するためではと推測するコメントも投稿されている。

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2年前に英国王室を離脱し、米国で暮らすヘンリー王子とメーガン妃は、プラチナジュビリーのために、子どもたちを連れて訪英。3日に行われた感謝礼拝では、英国では2年ぶりに公の場に姿を現し、話題となったが、この日のコンサートで、夫妻の姿は見られなかった。

なおコンサートには、クイーン、ロッド・スチュワート、ハンス・ジマー、エラ・エア、クレイグ・デイヴィッド、ジョージ・エズラ、リン・マニュエル・ミランダ、アンドレア・ボチェッリ、ダイアナ・ロスらが登場し、会場を盛り上げた。