メーガン妃、ヘンリー王子の授賞式に出席しなかったワケ

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ヘンリー王子は19日、航空宇宙業界の発展に寄与したとして「リビング・レジェンズ・オブ・アビエーション・アワード」を授与された。

英国陸軍でパイロットとして10年間の兵役を務めた経験や、米・英・豪での飛行訓練、アフガニスタンの戦闘任務、傷痍軍人のスポーツ大会「インビクタスゲーム」の創設したことが受賞の理由に挙げられた。

ヘンリー王子は受賞スピーチで、ホスト役の俳優ジョン・トラボルタと故ダイアナ妃が1985年に、ホワイトハウスの晩餐会でダンスをしたエピソードに触れ、「(踊ったのではなく)夕食に出かけたと言い続けるでしょう」と冗談を交えつつ、「私たちは踊ることができなくても、一緒に空を飛べます」と語った。

なお、授賞式は夫妻が住むモンテシートに近いロサンゼルスのビバリーヒルズで開催されたが、メーガン妃の姿はなかった。

デイリーメールは、アーチー王子もしくはリリベット王女のどちらかが病気になったため、メーガン妃は出席を見送ったと伝えている

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王子はスピーチで、入院が伝えられたチャールズ国王とキャサリン皇太子妃について触れることはなかった。英王室は17日、チャールズ国王は翌週に前立腺肥大の治療を受ける予定で、キャサリン妃はロンドン市内の病院で腹部の手術を受けたと発表している。

メーガン妃がいない方がリラックス?

この日のヘンリー王子の様子に関して、「不安」と「楽しい」が入り混じっていたと、ある専門家は分析を示した。

ボディランゲージの専門家ジュディ・ジェームズ氏は英紙サンに、会場到着時の様子について「追い詰められた、また取り憑かれたような表情」で、カメラから目を逸らし、ドアを閉めようとしたと語った。「不安や警戒感を抱いているような印象を受けた」と語っている。スピーチ前の緊張の高まりによって、メーガン妃の「鎮静効果を求めていたか、名誉毀損裁判を意識していた」可能性があるとの見方を示した。

ヘンリー王子は、王室離脱後の警護に関するデイリーメールの記事を巡り、出版元のアソシエイテッド・ニュースペーパーズ社を名誉毀損で訴えていたが、授賞式の直前に、訴えを取り下げた。

一方、会場に入った王子については、友人とセルフィーを撮影するなど「社交的な」態度に変わったと説明し、「完全に楽しんでいる」様子で、ステージに上がった王子は「メーガン妃と一緒にいるときよりもリラックスして自信に満ちている」ようだと語った。

その理由について「王子は(スピーチ前)は、メーガン妃から母親のように手を握ってもらったり、さすってもらったりしているが、彼女の経験豊富で自信に満ちた演説を見ることで、かえって怖気付くのかもしれない」と述べた。

ヘンリー王子は昨年8月にも、メーガン妃を伴わずに来日し、長年の友人でアルゼンチンのポロ選手、ナチョ・フィゲラス氏らとチャリティイベントに出席した。

ネットでは、羽田空港に到着した王子のリラックスした表情を見たファンから「ロイヤルスマイルが戻った!」「メーガンがいない方が幸せそう」「こんな笑顔を見たのは何年ぶり」などの声が飛び交った。