サウスウエスト航空機長 フライト中にポルノ鑑賞&下半身露出で有罪

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バージニア州の連邦地裁は28日、コックピットで女性副操縦士の前で下半身を露出し、ポルノを視聴したサウスウエスト航空の元パイロット、マイケル・ハーク(60)氏(Michael Haak)に、執行猶予1年の判決を言い渡した。

検察の発表によると、ハーク氏は、昨年8月10日、フィラデルフィア国際空港からオーランド国際空港に向かう機体が巡航高度に達した後、操縦席から離れ、コックピット内で意図的に衣服を脱いで、ラップトップコンピューターでポルノを視聴した。ハーク氏は、女性の副操縦士が任務を続けている間、さらなる「不適切な行為」に及んだ。

ハーク氏がこの副操縦士と会ったのは、この日が初めてだったという。

判事は、執行猶予に加えて、5千ドルの罰金の支払いを命じた。

検察は今年4月、ハーク氏を「公共の場で意図的にわいせつ、不適切またはみだらな行為」をした罪で起訴した。NBCニュースによると、検察は、ハーク氏が罪を認める代わりに、性犯罪者に登録せずに、執行猶予判決を求めることに同意していた。

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フロリダ州ロングウッド在住のハーク氏は、サウスウエスト航空で27年間パイロットを務めた。事件から3週間後の2020年8月31日が最後のフライトになった。

サウスウエストの広報担当者によると、会社側が事件を知ったのは、ハーク氏が自主退社した後だった。退職に伴って発生する手当ての支払いは停止したという。

弁護側は、ハーク氏には商業パイロットとしての優れたキャリアがあり、退職に際して、ゲイリー・ケリー最高経営責任者を含む、乗客や同僚から、称賛や支持を表明する手紙を受け取ったと説明。責任を認め、言い訳をしないとしており、ハーク氏の「生涯にわたる勤勉な仕事と親切さ」を考慮すると、寛大な判決を受けるに値すると主張していた。