飛行機の非常用出口開けようとした男、乗客が突進して取り押さえる

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イスラエルのテル・アビブからロンドンに向かう旅客機で、男が客室乗務員を殴り、非常用出口の扉を開けようとする事件があった。男は乗客らによって取り押さえられたが、その際「アッラーは偉大なり」と繰り返し叫んだという。

英紙サンによると、事件が起きたのは4日、ハンガリーの格安航空会社ウィズエアーの機内。

非常口を開けようとしている男に気づいたのは、アルバニア人のヴィクトル・トロボローニさん(45)。ロンドンに住む母親を看病するため、英国へと向かっていた。

客室乗務員が殴られる姿を目撃したトロボローニさんは、自ら男に突進。ヘッドロックをかけて、押さえつけた。この間、客室乗務員がプラスチックのケーブルで縛ったという。

サンが入手した動画では、客室乗務員や複数人の乗客が、男を拘束する様子が撮影されている。この間、男は繰り返し「アラーフ・アクバル」(アッラーは偉大なり)と叫んだという。動画では男に「黙れ!」と命じる声も聞こえる。

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トロボローニさんは同紙に、男は後部座席に座っており、操縦席までの間の通路を往復するなど不審な行動をとっていたと説明。騒動の最中、「母とはもう会えないかもしれない」などの考えが頭をよぎったという。

男と数列離れた場所に座っていた旅客機のエンジニアは、男が座席の番号を確認しながら、通路を行き来していたと説明。「飛行機の弱点を探していたのかもしれない」と振り返った。

旅客機はその後、セルビアのベオグラード空港に緊急着陸した。

ウィズエアーの広報担当者はサンに「突発事件により、お客様にご迷惑をかけた」と謝罪を表明した。同紙によると、犯行の動機やテロ組織との関連については、まだ明らかになっていない。