ヘンリー王子の回顧録、ブラックフライデーセールで早くも半額に

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来年1月に発売するヘンリー王子の回顧録「Spare」(スペア)が、早くも大幅値引きで販売されている。デイリーメールが報じた

amazon.comとamazon.UKでは、オーディオブックが無料。英国ではハードカバーが定価の半額(14ポンド)となっている。両国のサイトで「ベストセラー」のタグがついており、世間の関心の高さも伺える。

オーディオブックは書籍と同様、来年1月10日にリリースされる。購入には、サブスクリプションサービスへの加入が必要となるが、トライアル期間は無料で聴くことができる。

暴露話に王室は警戒

出版元のペンギンランダムハウスは、回顧録を「個人的かつ感情的で力強い物語」と紹介。BBCはタイトルについて、君主制における「継承者と予備の者」(heir and a spare)というフレーズに言及したものだと説明している。

回顧録は3部作で構成され、ヘンリー王子は既に、2,000万ドルの前受金を出版社から受け取ったと伝えられている。出版社の広報によると、収益は「英国の慈善団体の支援」に充てるという。

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今年のホリデーシーズンに発売を予定していたが、エリザベス女王が死去したことにより、延期された。一部では、加筆や修正が加えられた可能性も指摘されている。

王室側は、回顧録に暴露話が掲載されていることを懸念しているという。王室専門家のトム・バウワー氏は、王室メンバーは、「クリスマス休暇を、リラックスして過ごすことはできないだろう」と語っている。デイリーメールによると、別の専門家も、本が出版されることで、ヘンリー王子夫妻と王室の亀裂は決定的なものになると予測している。

なお、夫妻の「日常生活を追った」Netflixのドキュメンタリーシリーズも延期が噂されていたが、こちらは12月に配信を予定している。

女王の死去後、ヘンリー王子夫妻の2人の子供たちの敬称は棚上げ状態となっており、「プリンス」や「プリンセス」は付与されていない。王室専門家のケイティ・ニコル氏は、チャールズ国王が敬称を付与するかどうかは、回顧録やドキュメンタリーの内容次第になるだろうとバラエティに語っている