米セントルイス BLMデモ集団に銃を向けた夫婦 警察がライフルを押収 ネットで賛否

ミズーリ州セントルイスで、自宅前を行進していたブラック・ライブズ・マターの抗議者に、夫婦が銃を振りかざした件について、地元警察は10日、夫婦宅の家宅捜査を実施した。

地元メディアによると、警察官は夫のマーク・マクロスキー氏が当日手にしていたライフルを押収した。妻の銃について夫婦は、弁護士に渡したと告げたという。

6月28日、市長宅に向かって行進していた数百人の抗議デモの集団が、「侵入禁止」「私道」と書かれた門を破り、マクロスキー夫妻の豪邸前の道路を通過した。この際、両氏は素足で外に飛び出し、銃を振りかざした。抗議者がその様子を撮影した動画がSNSに拡散され、大きな話題となった。

マクロスキー氏はその後、FOXニュースのインタビューで、抗議者が「壁を乗り越え、家に侵入し、私たちを殺して、家と32年間苦労して積み上げたすべてを燃やすのではないかと恐れた。」と述べ、「私の体と家、家族を守るためにしなければならないと思ったことを実行した」と語った。また6月に市内で発生した暴動で店舗が放火された事件で、警察が助けに来なかったことに触れ、「私は妻に振り返って”なんてことだ。完全に我々だけだ。ここには私たちを守ってくれる人は誰もいない”と話した」と、銃を持ち出したいきさつを語った。

セントルイスのキンバリー・ガードナー検事は29日、「公衆と警察と協力し、これらの出来事について調査していると」と述べ、「われわれは、修正第1条の権利を実行する人々に対する実力行使を容認することはしない。ミズーリ州法の力を駆使して、責任を追及する」と発表していた。

一方、ジョシュ・ホーリー上院議員(共和党 ミズーリ州)はFOXニュースで、「彼らは自分たちの所有地で、そこに立っていた。彼らには、銃を携帯する修正第2条の権利がある。彼らは脅かされたのだ」と夫婦を擁護。検察について「セントルイスで警察を撃ち、ビルを放火した実際の暴力犯罪者たちを訴追していない」と指摘しつつ、「しかし、この夫婦を調査し、おそらく訴追するつもりだ。真の権力の濫用だ」と語った。

このニュースにネットでは「自分を阻むものがあると権利を持ち出して、銃を掴んで振り回すタイプの人。生死の決断を下すのに信頼がおけないほど幼稚で無責任。銃の所持が禁止されるタイプの人だ」「”愚か者”という容疑で訴追されるべき」「より厳格な法律を制定する必要がある理由は、彼らのような下級人間を排除するため。武器を所持するべきではない」と夫婦を非難する声がある一方、「自身を守るための勇気ある行動。勲章が与えられるべき」「自身と所有財産を守るための武器を所持する修正第2条に違反する」「防衛のための武器を取り上げるのは違法。彼らは、通りを歩き回っているアナーキストのマルクス主義者に危害を与えていない」など、擁護するコメントも多く寄せられている。