ミシェル・ウィリアムズ「プロチョイス」と投票呼びかけ ゴールデングローブ賞

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『フォッシー/ヴァードン』に出演したミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)は5日、第77回ゴールデングローブ賞で、テレビ部門リミティッド・シリーズで主演女優賞を受賞した。

受賞スピーチでは、女性の体に対する選択権の重要性について訴えた。「女性や少女として、私たちの選択でないことが体に起こる可能性があります。」と述べ、選択肢のある社会の存在や、自らの意思でコントロールできたことは幸運だったと語った。自分自身は、時に取り乱しながらも、人生でベストを尽くしてきたと述べ、「女性の選択権を行使することなく、それを成すことはできませんでした。」と語った。
すべての女性のチョイスが同じではないことは分かっているとしつつ、「私たちは信仰の自由という基本原則で成り立つ国に住んでいる。」と述べた。

さらに「女性の皆さん、18歳から118歳まで、投票できる時がきたら、どうか自己の利益のために投票に行ってください。男性がずっとやってきたことです。だから世界はより彼らに似ているのです。私たちがこの国の最大の投票組織だということも忘れないで。この国をもっと私たちのようにしていきましょう。」と投票を呼びかけた。

トランプ政権誕生以降、保守色の強い地域を中心に、1973年に米連邦最高裁判所が違憲とし、人工妊娠中絶の合法化への道が開かれた「ロー対ウェイド事件」(Roe v. Wade)の判決を覆そうとする動きがある。
米アラバマ州のケイ・アイビー(Kay Ivey)州知事(共和党)は昨年5月、ほぼ全ての人工妊娠中絶を禁止する「人命保護法」(Human Life Protection Act)に署名した

なお、CNNによるとミシェル・ウィリアムズは、大ヒットブロードウェイ「ハミルトン」の監督を務めたトーマス・カイル(Thomas Kail)氏と婚約し、現在妊娠中であるという。

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