わが子に差別発言、メーガン妃がメディア批判

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lev radin / Shutterstock.com

メーガン妃が、ニューヨークマガジンのThe CUTのインタビューで、英国の王室制度やメディアに対する批判を展開した。

メーガン妃はこの中で、王室を離脱する前、ウィリアム王子とキャサリン妃ら4人で共有していたインスタグラム・アカウント@KensingtonRoyalに言及。投稿する写真は、一旦「ロイヤル・ロータ」(Royal Rota)と名付けられたプレスルームに公開しなければならず、コンテンツを自由に投稿する権限は与えられていなかったと明かした。

この規定は「文字通り、システム」だと述べ、「なぜ私の子どもたちの写真を、彼らを愛する人々にシェアする前に、Nワードで呼んでいるような人々に渡さなければならないのか」と英国のタブロイド紙を示して、苛立ちを示した。

差別発言の内容について、具体的に触れなかった。ただしCUTは、デイリーメールが、メーガン妃を「ストレイト・アウタ・コンプトン」(ロサンゼルスの治安の悪いエリアの出身)と紹介したことがあると指摘している。

メーガン妃はまた、父トーマス氏との関係が引き裂かれたのは、「有害な」タブロイド文化が一因との考えを示した。

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親子の亀裂が深まったのは2018年。ヘンリー王子とメーガン妃の結婚式の前、トーマス氏が、パパラッチと共謀して結婚式の準備をする「ヤラセ写真」を撮ったことが発覚。写真の売り上げの一部を受け取っていた可能性が浮上した。結局、トーマス氏は結婚式を欠席した。さらにトーマス氏が、メーガンから受け取った私的な手紙を、タブロイド紙にリークさせたこともあり、親子関係は断絶状態となった。

メーガン妃は2019年、手紙の内容を公表したメール・オン・サンデーらをプライバシーの侵害で訴え、勝訴している。

この問題に関して、ヘンリー王子はメーガン妃に「この過程で、あなたは父を失った」と声をかけたという。メーガン妃は、このような結末を招いたのは「父の決定だ」と振り返った。

SNSを再開?

共同アカウントの利用をやめたメーガン妃は、長男のアーチーちゃんが生まれる1カ月前の2019年4月、サセックス公爵夫妻のインスタグラム・アカウント@sussexroyalを開設した。

新たなアカウントでは、従来のプールシステムを通さず、独自で情報や写真を配信していたが、2020年に王室を離脱すると、「サセックス」ブランドの使用が禁じられたこともあり、アカウントを閉鎖した。

閉鎖後、悪質なネットいじめを理由に、SNSを再開しない意向を示していた。ただし、今回のインタビューで、記者に「秘密を知りたい?」と話しかけ、”目を輝かせながら、いたずらっぽく”「インスタグラムに戻るわ」と、復帰する計画を自ら明かしたという。

先週は、満を持してポッドキャスト番組「アーキタイプス」(Archetypes)をスタートさせたメーガン妃。自らの声を直接発信する活動を活発化させている。SNSや自身のメディアを通じて、どのような活動を展開するのか、注目が高まっている。