29日に首都ワシントンのホテルで開催されたホワイトハウスの記者会主催の晩餐会でバイデン氏が飛ばしたジョークに、イーロン・マスク氏は「笑い死にしそうになった」と反応した。
I nearly died laughing phew that was close
— Elon Musk (@elonmusk) May 1, 2023
晩餐会は例年、大統領が参加し、風刺やジョークを交えたスピーチを行う。
バイデン氏は、投票機メーカーのドミニオン・ボーティング・システムと7億8750万ドル（約1060億円）を支払うことで和解が成立したばかりのFOXニュースを取り上げ、記者が晩餐会に出席するのは、無料の食事を断れなかったからと揶揄。「FOXを誠実で、公平、真実と呼びたいのだが、そうすると名誉毀損で訴えられるかもしれない」とネタにした。
先月、ポルノ女優に支払われた口止め料に関連して起訴されたトランプ前大統領について、名前をあげなかったものの、「（スピーチを）10分以内に収めれば10ドルをくれると言われた。大統領が口止め料をオファーされた」とジョークを飛ばした。
次期大統領選の共和党予備選で有力候補とみられるフロリダ州デサンティス氏についても、ディズニーがデサンティス氏を提訴した件をネタに「ジョークを用意していたが、ミッキー・マウスに先を越された」とからかい、笑いを誘った。
このほかにも、FOXのルパート・マードック氏や、女性に対する「全盛期」発言が物議を醸し、先月CNNを解雇されたドン・レモン氏、極右派として知られるマージョリー・テイラー・グリーン議員にも、ジョークの矛先を向けた。
マスク氏のコメントは、バイデン氏の発言の一部をまとめたツイートに返信する形でつけられたものだが、純粋な笑いなのか、皮肉を込めたものなのかは定かではない。
バイデン氏はスピーチの最中、マスク氏にも触れ、米国公共ラジオ放送（NPR）に対する政府資金の提供を廃止するべきと訴えた件について、「NPRをなくすには、イーロン・マスクが買うのが最善の方法だ」と皮肉った。
マスク氏はまた、バイデン氏が締めくくりに、ネットミームの「ダークブランドン」を自らネタにしたことにも反応。大爆笑の絵文字をツイートした。
🤣🤣
— Elon Musk (@elonmusk) May 1, 2023
