米、新型コロナウイルス死者数11人、カリフォルニア州で非常事態宣言

4日、米国ではワシントン州とカリフォルニア州で新たに新型コロナウイルスによる死亡が確認され、国内の死者数が11人となった。

カリフォルニア州で死者が出たのは初めて。死亡した患者はカリフォルニア州北部にあるプレイサー郡在住の高齢者で、基礎疾患を抱えていたという。

同郡の発表によると、死亡した人物は2月11から21日にかけてサンフランシスコからメキシコに航海した「プリンセス」クルーズで感染した可能性が高い。27日に救急車で搬送された後、医療施設で隔離されていた。3日に陽性が判明した。

帰国から搬送までの間、患者の地域への露出は最小限だったと見られている。隔離する前に患者にさらされた医療従事者10人と救急隊員5人は、現在隔離され、経過を観察している。これまでのところ症状は出ていないという。

カリフォルニア州で非常事態宣言

同日、感染が拡大する新型コロナウイルスに関し、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は非常事態を宣言した。

ニューサム知事は声明で「州政府の全レベルを展開して、患者の特定とコロナウイルスの感染拡大を遅らせる」と述べ、「緊急宣言は、感染がより広がった場合に備え、地域社会と医療システムを準備するのに役立つ」と語った。緊急事態宣言には、消費者を価格吊り上げから守る規定や、医療施設を援助するために州外から医療従事者を迎えることを可能にする規定などが含まれる。

4日の州保健当局の発表では、これまでのカリフォルニア州の感染者数は53人。サンフランシスコ国際空港とロサンゼルス国際空港を通じて帰国した9,400人以上について健康経過を観察をしている。

一方、米国全体の感染者数は現在126人(ダイヤモンド・プリンセス46人を含む)に達した。