ハリウッド大物カップル、イスラエルとガザ地区の子供たちに1.5億円寄付

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俳優ブレイク・ライブリーとライアン・レイノルズ夫妻が、イスラム組織ハマスとイスラエルの紛争で被害を受けた子供たちを救援するため、赤十字国際委員会(ICRC)に100万ドル(約1.5億円)を寄付したことがわかった。ハリウッドレポーターが報じた。

2人は俳優として活躍するかたわら、慈善活動に積極的なセレブとして知られる。ロシアによるウクライナ侵攻の際は、国連難民高等弁務官事務所に100万ドルを寄付した。先住民族コミュニティに安全な水を提供する慈善団体に50万ドルを献じたほか、パンデミック中には、米国とカナダのフードバンク団体に100万ドルを寄付した。

夫妻は、イスラエルとガザ紛争に対する義援金を寄付した最初のセレブだと伝えられている。企業に関しては、ディズニーが人道支援団体に200万ドル、コムキャストが200万ドル、スカイダンス・メディアが100万ドルの寄付を表明した。

15日の時点で、双方で4,200人(イスラエルの民間人と兵士が1,400人、アメリカ人が30人を含む)が死亡。1万人以上が負傷したと伝えられている。イスラエルのネタニヤフ首相は12日、国家非常事態宣言の演説で、「地球上から一掃する」とハマスの打倒を誓った。

ICRCは現在、ガザ地区で医療物資(担架やベッド)の配給や、下水など排水システムの評価、ハマスによってイスラエルから連れ去られた人質の救済などにあたっている。

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13日の声明で、ハマスの攻撃は「正当化できない」としてイスラエルの人々への同情を示しつつも、「ガザを際限なく破壊することも、正当化できない」と主張。戦争に関する「法的義務を無視すべきではない」と双方を非難した。イスラエルが出したガザ地区北部の住民に対する退去命令は、食料や水の確保が困難だとして「国際人道法に適合しない」としている。

ICRCは人命救助の活動を拡大する準備を整えているが、大規模な人数の避難が必要かつ、包囲攻撃されていることから、「実施は困難」だとしており、「攻撃の一時停止」を求めている。