トランプ氏、裁判中の居眠り報道を全否定「美しい青い瞳を閉じていただけ」

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15日から始まった「口止め料支払い」裁判で、何度も居眠りしていることが伝えられているトランプ氏。SNSで「フェイクニュースだ」と真っ向から否定した。

トランプ氏は2日の公判の休憩中、Truth Socialのアカウントを更新し「フェイクニュースメディアとは違って、不正な地方検事の魔女狩りの最中、私は眠ってなんかいない。特に今日は。私はただ、美しい青い瞳を閉じてただけ。時々、全てを聞き漏らさないよう熱心に耳を傾けている!!!」と反論した。

トランプ氏は公判初日から、居眠りをする姿が伝えられている。ニューヨークタイムズの記者マギー・ヘイバーマン氏は15日、「口元をゆるませ、頭を胸の方に下げて、何度かウトウトしていたようだった」と法廷内での様子を明かした

MSNBCのリーガルアナリスト、リサ・ルービン氏も30日の放送で「何度も眠っていた」と説明。弁護団はトランプ氏を眠らせないよう、書類の束を渡すなど「さまざまなデバイスを試した」ものの、効果は見られなかったという。

CNBCも、トランプ氏は先月30日と2日の裁判中、「目を休めていた」と伝えている。政治記者のケビン・ブロイニンガー氏は「おネムのジョー」と長年バイデン大統領を揶揄していたトランプ氏が”眠っていた”という点について、「大統領選においては重大な意味を持つ」と皮肉った。

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CNNの政治コメンテーター、ディビッド・アーバン氏は2日、トランプ氏のSNSでの発言は「典型的」と述べつつ、「ダイエットコーラなしに何時間もそこに座らされるのは、たまらないんだろう」とジョークで語った

法廷内では退屈した様子が伝えられているトランプ氏だが、終了後には報道陣の前で、裁判の「不当性」を力説するのが恒例となっている。

30日には、陪審や証人に関する発言を禁じたかん口令に9回違反したとして、法廷侮辱罪で9,000ドルの罰金を命じられたが、記者に対し「かん口令は独特で憲法違反」「1日中座ってこれを聞いている」「この裁判はナンセンス」「ブランドン(バイデン氏のあだ名)が望んだ裁判」「腐敗したシステム」と捲し立て、その場を去った。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。