「パレスチナを侮辱」ZARAの広告キャンペーンが炎上

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「ザラ」(ZARA)を展開するスペインのアパレル大手インディテックスは11日、パレスチナ支持者から非難が殺到した後、限定コレクション「アトリエ」(Atelier)の広告キャペーンを取り下げた。

ザラが今月、ホームページやSNSに公開したイメージ写真には、瓦礫を背景に白い布で包んだマネキンを肩に乗せたモデルの姿や、破壊された彫像、人間が入る大きさの木箱などが含まれていた。

これらのイメージに、イスラエル軍の激しい砲撃を受けたガザ地区や亡くなった人々を彷彿させるとして、親パレスチナ派のユーザーからは「不快」「恥ずべき」「無神経」といったコメントとともに、不買を呼びかける#BoycottZaraのハッシュタグが拡散されていた。

アーティストで活動家のハゼム・ハーブ氏はSNSで「われわれはリアルタイムで大量虐殺の時代を生きている」と指摘。商業広告のイメージは「悪質行為」であり、「死と破壊をファッションの背景に利用するのは、悪質を超えて共犯に等しい」と同ブランドを非難した。

実店舗でも抗議活動が行われている。SNSには、白布に包まれた子供の遺体を模した物体を店に持ち込むプロテスターの様子が投稿されている。カナダのモントリオール店では、外壁に落書きがされたと伝えられている。

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英紙ミラーによると、ザラのインスタグラムのアカウントは、キャンペーンのイメージ写真を投稿後、は15万人のフォロワーを失ったという。

アルジャジーラによると、インディテックスは、キャンペーンの取り下げについて「コンテンツを更新する通常のプロセスの一部」と説明した。アトリエのキャンペーンは、「過去何世紀にもわたるメンズの洋服の仕立て」に着想を得たもので、(ハマス・イスラエル紛争勃発前の)7月に企画され、9月に撮影されたとしている。ボイコット騒動については、言及しなかった。