カリフォルニア州知事に非難、「安全性」理由にツリー点灯式中止

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カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は5日、参加者の安全確保を理由に州都サクラメントで予定していたクリスマスツリーの点灯式を中止した。抗議活動を予定していた親パレスチナ派と、保守派の双方から非難の声が上がっている。

ニューサム氏は声明で「全国での抗議活動が、すべての規模のイベントに影響を及ぼしている」と前置きし、「子供や家族を含むすべての参加者の安全」を考慮し、対面ではなくバーチャル形式で式典を開催すると述べた。

ニューヨーク市では先月29日、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式の会場付近で、親パレスチナ派の抗議活動が行われ、警官と衝突する出来事があった。

カリフォルニアの州庁舎での点灯式は1930年代から続く伝統行事で、今年で92回目を迎える。地元のパレスチナ人の擁護団体は「ジェノサイドに沈黙する間、ホリデーを祝うことは許されない」として抗議集会を予定していた。

ニューサム氏は10月、イスラエルを訪問し、ハマスの攻撃による被害者と面会した。AP通信によると同氏はこれまで、イスラエル軍に対し、ガザ地区での報復攻撃の停止を求めていない。

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イベント中止の判断に、「パレスチナ人の権利のためのサクラメント地域連合」のヤッサル・ダブール氏はサンフランシスコ・クロニクル紙に対し「ガザでの虐殺に対する恥ずべき沈黙に怒る人々と直面することよりも、ツリーの点灯式の中止を選んだ」と声明を発表。知事は「カリフォルニア州の人々の痛みや怒り、ニーズ」に向き合っていないと非難した。

パレスチナの支持者以外からも批判的な声が上がった。SNSには「テロリストに勝利を与えているだけ」「クリスマスを祝うのを恐れているというメッセージだ。ニューサムはルーザー」「臆病者」「”アクティビスト”にホリデーイベントを中止させるのをやめさせるべきだ」などのコメントが投稿されている。